少し前のことになりますが、今年の6月、カリフォルニアにてデイリードライバーとして普段使いしていた’74 Bronco Rangerのドライブトレインをリフレッシュするため、我々のパートナーであり友人でもあるノーザンカリフォルニア在住のN氏のもとへと持ち込みました。そしてこの度、その作業が終了し引き取りに行ってきましたので、その作業内容をレポートしたいと思います。
まずはトレイラーをレンタルしLAを出発しました。
そして緑深いN氏の工房へと到着しました。N氏には他にも’71 Baja Bronco “Arizona” のレストアプロジェクトを依頼していますが、彼はその他に数件のプロジェクトを抱えており、多忙の中、このブロンコの作業を引き受けてくれました。
今回はエンジン、トランスミッション、トランスファーケースその他の駆動系を、オリジナル品をリビルトしリフレッシュするプロジェクトです。そして前オーナーによって2.5インチほどリフトアップされていたサスペンションをオリジナルの車高へと戻し、オリジナルサイズのタイヤを組み込む予定です。まずは駆動系のパーツがばらされていきます。このドライブシャフトもオリジナル品でファクトリーシリアルナンバーが鮮明に残されています。こういったオリジナルである痕跡を消さぬようにクリアコーティングを施していきます。
前オーナーによって交換されたエアクリーナーを含め、すべてオリジナルの状態へと戻していきます。幸いなことにエアクリーナーなどのオリジナルパーツはすべて保管されており、完璧な状態へと戻すことが出来そうです。
こちらも前オーナーによって取り付けられていたHolley製4バレルキャブレターです。このキャブレターはそれはそれでヴィンテージ物で貴重な一品なのですが、今回はオリジナルの2バレルキャブをリビルトして装着します。
そしてエンジンクレーンでオリジナルの302エンジンが降ろされます。
エンジンが降ろされました。
下ろされたエンジンです。今回は、このオリジナルエンジンを完璧にリビルトします。
インテークマニュホールドを取り外した状態です。とても綺麗な状態であることが確認できます。
主役がいない間に、エンジンルームをクリーニングしてもらいました。フレームはシャシブラックでリペイントされピカピカです。
そしてパワーステアリングギアボックスがリビルトされ取り付けられました。もちろん、取り外したオリジナルパーツをリビルトしたものです。
その後エンジンがリビルトされN氏の工房へと戻ってきました。クランクシャフトやカムシャフトは完璧にバランス取りされ、その他、N氏こだわりのメニューを盛り込み、組まれたエンジンです。
C4トランスミッションもリビルトされました。
そしてエンジン本体がフォードブルーでペイントされ、
補器類を固定するブラケットなどのパーツはクリーニングされました。
そしてエンジンが戻され、
補器類が取り付けられていきます。
そしてオリジナルのエアクリーナーなどが装着され、遂に完成したのでした。
車高もオリジナルの状態へと戻され、6J×15インチのオリジナルスチールホイールにBF Goodrich A/Tタイヤがセットされ装着されました。
そしてトレーラーをレンタルし、LAに向けて帰還の途へとついたのでした。
LAへ到着したのは夜も更けた深夜でしたが、ミラーに映るブロンコのフェイスを見ながらのドライブはなかなか乙なものでした。
今後、この’74 Bronco Rangerは引き続き、普段の足として活躍してくれることでしょう。
アーリーブロンコ専門店
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☆10月7日の展示車両☆
1974 Ford Bronco Explorer
1976 Ford Bronco Sport
1977 Ford Bronco Sport
1972 GMC K10
1979 Chevrolet K10
ぜひお越しください♬♩