Air Conditioner Install

1974 Bronco Explorerにお乗りのK様からのご依頼で、BroncoにAir Conditionerを取り付けました。

まずは、Air Conditioner(A/C)キットインストールのため、ラジエターまわりをばらしていきます。

クーリングファンやラジエターがいなくなりスッキリとしたフロント部。コアサポートにまずはA/Cのコンデンサを取り付けました。

続いてコンプレッサーの取り付け。もともとA/Cのないところにキットをインストールするため、パワーステアリングポンプの移設などエンジンルーム内のレイアウト変更も必要になります。

こちらがA/Cの本体（エバポレーター）です。配線類を繋いでBroncoに取り付ける準備をしています。純正ヒーターを取り外したところへこのボディを入れるのですが、かなりのボリュームがあるので固定にもひと苦労…。

エンジンルーム側からは、本体へと繋ぐホースをレイアウトしています。ヒーターのエアベントボックスの中を通してパイピングするのですが、ここで順番を間違うとA/Cがきちんと作動しないので要チェック!! コンプレッサーやコンデンサまでのホースも適切な長さに調整して連結しました。

室内ではA/C本体の取り付け＆パイピングも完了。

吹き出し口はインストルメントパネル下に4箇所備わります。

若干内容が変更されたこのキットでは、コントロールスイッチも純正の雰囲気を大きく崩さないものへと変更されています。このようなキットが次々とリリースされるアメリカ、羨まし過ぎるくらい自動車文化を取り巻く環境が整っています。また、このBroncoのようなクルマを大切にしているユーザーも多く存在しているってことですよね。日本も早くそのような環境になって欲しいと願うばかりです。

エンジンルーム内もラジエターやファンの取り付け、パイピングが終わり元の姿を取り戻しました。この後ガスチャージをして試運転を実行。酷暑の東京、環七通りでも爽やかな冷風を感じながらのドライブができました。

そして、K様にも操作方法を説明しながら冷風を感じていただき納車完了です!!
K様、この度はありがとうございました!!