本日は先週に引き続き、新規入庫車両である1966 Bronco Pickup “The shop truck” の詳細をご紹介します。
前回までに’66モデル前期型、いわゆるBudd Bodied Broncoと後期型との違いについて詳しくご紹介して参りました。本日はこの個体の最大の売りとも言えるオリジナルペイントのボディについてご紹介します。
ブロンコのチャームポイントでもあるフロントグリルの”FORD” レターももちろんオリジナルのペイントです。リペイントされたレターにはない独特のヴィンテージ感です。
リアテールゲートの”FORD” レターももちろんオリジナルペイント。当時のローラーによる独特のペイント方法によって塗られたペイントが、長年の経年劣化によってのみ可能となる色褪せを実現しています。まさに人工的には作り出すことが出来ないヴィンテージ感です。
ベッドはサービストラックとして使用されてきこともあり、それなりに傷んでいますが、これもこのトラックの歴史です。リペアはせずにこのままの状態を保つ方向で考えています。この錆びたベッドも「詫び・寂び」を感じさせてくれるポイントです。
フロントフェンダーパネル端部や、
フェンダーとロッカーパネルの継ぎ目部分、リアテールライトハウジングなど雨水の通り道となる箇所は錆による腐食が進行しています。基本的にはオリジナルのパネルを維持する方向ですが、雨が多く、多湿な日本での使用環境はこのままの状態だと厳しいのも事実です。高いオリジナル度合いを維持しながら、どのようなリペアが出来るのか、検討が必要です。
この個体のオリジナルオーナーはこの個体の排気量を示す170″ cuというメモ書きをホイールウェル上部や、フード裏側に残していました。170キュービックインチを示すこのメモ書きの真意は定かではありませんが、オリジナルペイントを維持している個体ならではのものですね。この個体のヒストリーの一部として保存したいと思います。
下廻りは錆はありますが、比較的きれいな状態です。こちらは弦巻到着後、どのように仕上げるのかメカニックと検討したいと思います。
付属していたフロアマットもオリジナルのマットです。要するに’65~’66年製ということになります。ここまで古くなると完全にお宝ですね。
1966 Bronco Pickup “The shop truck” は来年の西海岸最大のフォードフリークの為のイベント、Fabulous Fords Foreverへの出展に向けてカリフォルニアにて整備を進めていく予定です。引き続き、この個体の情報をご紹介して参ります。
アーリーブロンコ専門店
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☆Bronco Ranch&Garage弦巻では、日曜日ご来店を希望される場合完全予約制にてご対応させていただきます。ご来店をご希望される場合はお手数ですが事前にご連絡下さい。よろしくお願いいたします。
☆12月11日の展示車両☆
1969 Ford Bronco “Patina Package”
1975 Ford Bronco Ranger
1977 Ford F-150
1979 Chevrolet K-10
1988 Chevrolet K-5
ぜひお越しください♬♩