1965 & 1967 Mustang fastback

本日は先月、カリフォルニアで開催されたオークションに出品されていたMustangをご紹介します。

まずはこちら、1965 Mustang “K” Code GT fastbackです。ターコイズのボディカラーが美しいこちらの個体はオリジナルに忠実にレストアされた1台で、レアなK Codeモデルです。

K Codeモデルは1965年にリリースされた際、パワーステアリングもパワーブレーキもエアコンもオートマチックトランスミッションも備えていないスパルタ仕様でした。Hi poエンジンを純粋に4 Speed マニュアルミッションで楽しみたいユーザー向けのモデルだったのです。1966年モデルからはオートマが追加されたこともあり、ユーザー層が拡大し販売台数も伸びました。それ故に’65モデルの方がレアな存在なのです。

搭載されるパワーユニットは289cidの排気量から271hpを発揮するV-8エンジンで、Shelby GT350と同じ”K” Codeユニットです。

左右のフロントフェンダーには”K” Codeである証となるHi poエンブレムが備わります。

インテリアはAqua&Whiteのツートン仕様でクリーンな状態が保たれていました。こちらの個体、予想落札プライスよりもかなり安めで落札されていました。逃した魚は大きい1台でした。

そしてブリタニーブルーのエクステリアペイントが美しいこちらの個体は、1967 Mustang GT fastbackです。

オーナー曰く、ペイントだけでも3万ドルほどかかっているそうで、なかなかこのクオリティのペイントワークは出来るものではありません。美しい仕上がりのfastbackでした。

搭載されるエンジンは390cid ビックブロックV-8エンジンでレアな4 Speedマニュアルトランスミッションとの組み合わせです。

インテリアもシンプルなブラックで買いの1台でしたが、オーナーの設定した希望落札価格が高く、落札には至りませんでした。しかし、我々の拠点から至近の距離に生息する個体ということもあり、継続して交渉に当たっていきたい1台です。

引き続き、オークションで気になった個体をご紹介して参ります。