Fordが主催する年に1度のビッグイベント、Fabulous Fords Foreverの模様をお伝えしている”Road to 29th Fabulous Fords Forever!”。本日がアーリー・ブロンコ編の最終回となります。
本日のトップバッターは
ついさっきまでオフローディングを楽しんでいましたよ!的な乗りで現れたブロンコです。乗っていたカップルも笑顔で登場。写真を撮っていると「そっち側は汚れているんだよな~」と言っていましたが、これはこれでブロンコ(野生馬)らしい1枚ということで。普段からブロンコを楽しんでいる感が存分に伝わってきた1台でした。
レストアを受けたばかりのような雰囲気を持っているブロンコピックアップです。シルバーのボディが眩しかったです。ブレーキや点火系まわりにもしっかりと手が入っているところを見ると、デイリードライバーなのでしょう。クーラーのコンデンサーの容量をアップするためにフードのリリースレバーが取り外され、ボンネットピン仕様へと変更されていました。ルーフラックにはスコップや斧&クワ、荷台にはハイリフトジャッキをセット。ディスプレイ用なのか、はたまたオフローディングを楽しんでいるのか…スコップはまだしも斧も刃がむき出しの状態でした。
パッと見、フードが交換されているだけのブロンコかと思いきや、ボディの下にはがっつりと手が入っていました。インナーフェンダーは取り外され、ショックアブソーバーのタワーを設置。ダブル使用になってました。リアも同様にショックアブソーバー用のステーが新設されています。さらに、エンジンは351cid V8へと換装。インナーフェンダーは熱対策のために外されたのかな? フードのエアスクープにもリアルに穴が開けられていました。下から覗いてみる限り、細かいところまでかっちりと仕上げられているブロンコです。
さて、アーリー・ブロンコのアンカーを飾るのは
1969yのブロンコです。現オーナーはこのブロンコのセカンドオーナー。40年以上にわたってこのブロンコのステアリングを握り続けてきたそうです。現代の交通事情に適応させるための改善はいくつかされていますが、とてもオリジナリティの高い個体で貴重なメーカーオプションパーツも当時の姿のまま残されていました。
このウィンチ&ウィンチバンパーも当時モノ。ワイヤーがファイバー製に交換されていましたが、それ以外は当時の姿を残しています。もちろん完動品です。V8エンジン用が設定されてすぐに装着されたものだとか。当時のパンフレットに載っていた写真は、この車を撮影したものだそうです。バンパーに備わるフォグランプのクラシカルなデザイン、惹かれますね~。BOXWOOD GREENのボディもいい雰囲気を醸し出しています。
さて、Fabulous Fords Foreverに出展されていたアーリー・ブロンコをざっとご紹介してきましたが、いかがだってでしょうか。ほとんどがカスタマイズドブロンコでしたね。アメリカでもアンカットボディを持ったオリジナルのブロンコは数が少なくなってきています。当店で扱っているアンカット・ブロンコがいかに貴重な存在かわかっていただけたのではないでしょうか。とはいえ、カスタマイズされたブロンコの魅力、カッコよさももちろんわかります。自分もカットモデルに乗っていますからね。様々なスタイルで楽しめるというのも、アーリー・ブロンコの魅力のひとつでしょう。今回ご紹介したことでアメリカを走るブロンコの雰囲気が伝わり、さらにご自身のブロンコのカスタマイズ、もしくはこれからブロンコに乗ろうと思っている方の参考に少しでもなればと思います。
次回からはブロンコ以外のFabulous Fords Forever出展車両をご紹介します。
アーリーブロンコ専門店
Show Room Bronco Ranch
東京都世田谷区世田谷1-47-2
TEL:03-6413-1531
FAX:03-6413-1532
e-mail:inquiry@bronco-ranch.com
Factory Garage弦巻
東京都世田谷区弦巻3-30-7
TEL:03-3425-7313
FAX:03-6413-5885
e-mail:inquiry@garage-tsurumaki.com
☆Bronco Ranch&Garage弦巻は、日曜日を定休日とさせていただいております。
☆6月2日の展示車両☆
1972 Ford Baja Bronco
1972 Ford Bronco Pickup
1974 Ford Bronco Explorer
1976 Ford Bronco Sport
1977 Ford Bronco Sport
1979 Chevrolet K10
ぜひお越しください♬♩