1971 Baja Bronco “Arizona” レストアプロジェクト

2014.09.27

本日はノーザンカリフォルニア在住のN氏の元で作業が進められている、1971 Baja Bronco “Arizona” のレストアプロジェクトをご紹介します。
 
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N氏の工房ですべての主要コンポーネンツが取り外されたArizona号はボディワークが行われる、Mustang専門ショップへと運ばれました。
 
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このショップのオーナーの実弟はN氏とは旧知の仲で、腕利きのメタルマスターでもあるのです。
 
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グリル、フロントフェンダー、ドア、ハードトップなどのボディコンポーネンツがすべて取り外されました。
 
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エンジン、トランスミッション、トランスファーケースなどのドライブトレインもすべて下ろされています。
 
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インテリアパーツもご覧の通り、すべて取り外されました。
 
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大がかりなリペアが必要になるのが、こちらのドライバーズサイド、フロントインナーエプロンからコアサポートにかけてです。
 
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内側から見るとロールオーバーによるダメージの大きさが確認できます。どのような工程で修復していくのか、メタルマスターの腕の見せ所です。
 
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そしてドライバーズサイド、パッセンジャーサイド共にフロアパンは貼り替えが必要な箇所です。
 
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コウルパネルからウィンドウシールドマウントパネルにかけても腐食が激しく、リペアが難しそうです。
 
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パッセンジャーサイドのリアフロアエクステンションパネルも腐食が見られリペアが必要です。
 
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同じくパッセンジャーサイドのリアホイールウェルは前オーナーによってツールボックスに改造されており、今回はオリジナルの状態へと戻すことにします。
 
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貴重なBaja Bronco専用のリアフェンダーフレアは綺麗な状態を保っています。ストロップによるオリジナルパーツの一つで入手困難アイテムです。こういった希少パーツが残っていたこともこの個体を修復するに至った一つの要素です。
 
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ドライバーズサイドドアはウィンドフレーム付根部分の腐食が進んでいたため再生を断念し、同じ’71年式ブロンコスポーツのドアパネルがN氏によって調達されました。主要なボディコンポーネンツはリプロ品ではなくあくまでもオリジナル品にこだわって作業を進めていきます。
 
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フロントフェンダーは綺麗な状態を保っていましたので、こちらを修復し使用します。
 
引き続き、1971 Baja Bronco “Arizona” のレストアプロジェクトの様子をご紹介して参ります。

 

アーリーブロンコ専門店

Show Room Bronco Ranch

東京都世田谷区世田谷1-47-2

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☆9月29日の展示車両☆

 

140909

1972 Ford Bronco Pick-Up

1974 Ford Bronco Explorer

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1972 GMC K10

1979 Chevrolet K10

 

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2014.09.22

本日はだいぶ間を空けてしまいましたが、バハブロンコスペシャリストであるノーザンカリフォルニア在住のN氏による、1971 Baja Bronco “Arizona”のレストアプロジェクトの続報です。
 
140922写真(1)
前回(3月3日)にスチームクリーニングに出されたところで当ブログでの紹介は中断していましたが、その後もN氏によってコツコツと作業は続けられていました。今後、数回に分けてその作業の様子をご紹介して参ります。
 
140922写真(2)
スチームクリーニングから帰ったArizona号は、フレームオフに向けてバラし作業が行われるN氏の工房へと納まりました。
 
140922写真(3)
まずはドアパネルが外されました。ドライバーズサイドのドアパネルはウィンドウフレーム付け根部分の腐食が進んでおり、再生出来そうにありません。この個体と同じ1971年式ブロンコスポーツのドアパネルを探してもらうことになりました。N氏は自信が手掛けるバハブロンコのレストア作業において、ボディパネルなどの主要コンポーネンツは決してリプロ品を使いません。あくまで同年式の中古のオリジナルパーツのみを使用するのです。とことんオリジナルにこだわった作業が進められていきます。
 
140922写真(4)
フードもご覧の通り、錆により表面に凹凸が出来ています。こちらはシートメタルマスターに再生するのか、中古のオリジナルパーツに交換するのかの判断を委ねることになりました。極力、オリジナルの付属パーツを再生していきます。
 
140922写真(5)
ベントボックスやヒーターコアなどが次々に取り外されていきます。
 
140922写真(6)
パッセンジャーサイドのキックパネルからインナーエプロンにかけてはきれいな状態です。
 
140922写真(7)
しかしドライバーズサイドのコアサポートにはダメージを修復した痕跡が残っていました。
 
140922写真(8)
140922写真(9)
同様にドライバーズサイドのキックパネルからインナーエプロンにかけても修復された跡があります。以前にもお伝えした通り、この個体はドライバーズサイド方向から一度、ロールオーバーを経験した個体で、通常ならば、こういった個体は修復に手間がかかるため、レストアベースとしては敬遠されがちですが、なんといってもこの個体は450台のみが製造されたバハブロンコであり、ほぼオリジナルの状態でアリゾナの納屋で発見された“Real barn find truck”であるなどの理由で、そのストーリー性も考慮に入れてレストアを行うことを決意した経緯があります。
 
140922写真(10)
140922写真(11)
コウルパネルからウィンドシールドフレーム付け根にかけてもだいぶ腐食が進んでおり、大がかりな修復作業が必要となります。
 
140922写真(12)
だいぶバラされてきました。この後、エンジンなどドライブトレインを降ろしていきます。
 
140922写真(13)
この個体のエンジン・トランスミッション・トランスファーケースはすべてオリジナル品で一度も降ろされたことがありません。C4トランスミッションとトランスファーケースはストロップによってインストールされた“本物”で、C4をブロンコに搭載するためのストロップアダプターも当然、備えています。N氏がレストアベースに適しているかどうかの判断を下す際、最重要チェックポイントとなるのがこのストロップアダプターケースで、それほど貴重なパーツなのです。
 
140922写真(14)
内側から見ると、ドライバーズサイドのインナーエプロンの修復が難しいことは明らかです。
 
140922写真(15)
ホイールウェルにはパーツ識別のための当時物の手書きの識別番号が残されています。オリジナルコンディションのブロンコをチェックしているとボディパネルの内側にこういった識別番号を発見することが多々あります。こういった番号の意味する事柄を探っていくこともレストア作業の醍醐味ですね。
 
引き続き、1971 Baja Bronco “Arizona”のレストアプロジェクトの様子をご紹介して参ります。

 

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☆9月23日の展示車両☆

 

140909

1972 Ford Bronco Pick-Up

1974 Ford Bronco Explorer

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1972 GMC K10

1979 Chevrolet K10

 

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2014.03.03

本日は少々間を空けてしまいましたが、1971 Baja Bronco、通称”Arizona”のレストアプロジェクトをご紹介します。

 

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アリゾナの砂漠からレストアを手掛けるN氏の工房があるノーザンカリフォルニアへと運ばれてきたArizona号です。

 

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まずはボディをスチームクリーニングに出すため内装パーツを取り外す作業からスタートしました。この時点がこのレストアプロジェクトの実質的なスタート地点です。

 

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オリジナルのFMVSSステッカーです。新しいステッカーも入手出来ますが、極力、オリジナル品を残すようにしたい部分です。

 

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シートなど大きい物から取り外していきます。

 

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一つ一つパーツを取り外していき、再生できる物かどうか判断していきます。

 

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そしてすべての内装パーツが取り外されました。

 

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長年の埃を洗い流すためスチームクリーニングを施すため移動されます。フレームからボディオフする前に、まずはボディを綺麗にして状態をチェックするためです。

 

引き続き、1971 Baja Bronco “Arizona”のレストアプロジェクトをご紹介して参ります。

 

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☆3月4日の展示車両☆

 

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1972 Ford Baja Bronco

1972 Ford Bronco Pick-Up

1974 Ford Bronco Sport

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1977 Ford F-150

1979 Chevrolet K10

 

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2014.02.10

本日は土曜日に引き続き、1971 Baja Bronco 通称”Arizona”のレストアプロジェクト、第2回目です。

 

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引き続きレストア前のディテールをご紹介します。

 

 140210写真(2)

この個体がアリゾナの砂漠の納屋で発見され、バハ・ブロンコスペシャリストであるN氏によって納屋から引っぱりだされた当初から懸念材料としてある一つのダメージがN氏によって指摘されていました。それはハードトップ右後部のダメージです。この種のダメージはこの個体が過去にロールオーバーを経験したことを示しており、ボディへの影響が心配されていました。

 

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ハードトップ左側にもロールオーバーの痕跡を見つけることが出来ます。

 

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コアサポート端部にも歪みが確認できます。ロールオーバーがボディ全体に影響を及ぼしていることは明らかです。

 

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通常のケースではこのような個体は多額の費用が掛かるフレームオフレストアのベース車両として不適格と見なされプロジェクトからは外されることになるのですが、この個体は約450台しか製造されていないバハ・ブロンコであるという点とアリゾナの納屋で発見された”Barn Find Truck”であるというストーリー性を考慮し、N氏と話し合った結果、レストアプロジェクトの続行を決意したのでした。コストは通常の場合よりも嵩みますがそれでもこのトラックを再生させる価値は十分にあると考えたのです。

 

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コウルパネルにも腐食が見られボディワークのレストアにはそれなりの労力が必要なことは明らかでした。

 

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インテリアもそれなりに傷んでいますが、ビル・ストロップによってインストールされたミドルシートやラバーステアリングホイールが残されているなどオリジナル度はかなり高い状態でした。

 

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貴重なオリジナルのドアパネルも劣化しており、再生が厳しい状態でした。

 

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スペアタイヤキャリアのボルトなどオリジナルのボルト類はすべて再生し再利用します。ボルト1本までオリジナル品にこだわるN氏のスタイルをこの個体でも存分に貫きます。

 

140210写真(12)

スペアタイヤキャリアに付いていたのはオリジナルのゲーツコマンドXTタイヤ。当然、レストア後もスペアタイヤキャリアへと戻されることになります。

 

引き続き、1971 Baja Bronco “Arizona”のレストアプロジェクトの様子をご紹介して参ります。

 
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☆2月11日の展示車両☆
 
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1972 Ford Baja Bronco
1972 Ford Bronco Pick-Up
1974 Ford Bronco Sport
1976 Ford Bronco Sport
1977 Ford Bronco Sport
1977 Ford F-150
1979 Chevrolet K10
 
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2014.02.08

本日は新たにスタートさせるレストアプロジェクト第1回目です。

 

 140208写真 (1)

題材はこちら、1971 Baja Bronco 通称”Arizona”です。

 

 140208写真 (2)

このBaja Broncoは既に当ガレージのHPでもご紹介している個体なのですが、レストアプロジェクトのスタートにあたり改めてその素性についてご紹介します。こちらの個体は約3年前にバハ・ブロンコスペシャリストであるN氏によってアリゾナ州の砂漠の中のとある納屋で発見され、当ガレージが譲り受けた”The real barn found truck”なのです。

 

 140208写真 (3)

総生産台数が450台そこそこのBaja Broncoがこの個体のようにオリジナルの要素を色濃く残した状態で発見されること自体が珍しいことで、この状態からフレームオフフルレストアを経て”新車”の状態へと再生するプロセスに当ガレージでは魅力を感じ購入した経緯があります。

 

140208写真 (4)

エンジンもご覧の通り、オリジナルの状態です。

 

ビル・ストロップによって備え付けられた装備は以下の通りでした。

 

C4 automatic trans (original oil cooler and guard still in place)

Chrome 15×8 steel wheels

Gates Commando XT special tires

Dual shocks at all corners

Rubberized steering wheel

Trailer hitch

Rollbar with padding

Bumper braces

Middle seat

Fog lights

 

今回のプロジェクトは1972 4Speed Baja Broncoに続き2台目のN氏に依頼するフレームオフフルレストアプロジェクトで、昨年の秋口から既に作業がスタートしています。4SP同様、極力オリジナルパーツを再生し、オリジナルに忠実に作業を進めています。

 

140208写真 (5)

 

このプロジェクトは4月に行なわれるフォード車の為のイベント、29th Annual Faburous Fords Foreverへの出展を目指し進められており、現在のところスケジュール通りに進行中です。今後、数回に渡りこのプロジェクトの様子をご紹介して参ります。

 

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1972 Ford Baja Bronco

1972 Ford Bronco Pick-Up

1973 Ford Bronco Ranger

1974 Ford Bronco Sport

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford F-150

1979 Chevrolet K10

 

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