BLOG

2014.11.22
テーマ:event

本日は2014 SEMA SHOW レポート最終回です。Bronco以外で気になった展示をご紹介します。
 
141122写真(1)
まずはこちら、ICONによる新しいシリーズ “DERELICTS” 仕様の1948 Buick Super Convertibleです。“derelict” とは直訳すると “遺棄物” となりますが、要するに遺棄されたオリジナルコンディションの個体をベースに、ボディはそのままに、フレームとドライブトレイン、サスペンションはアップデートされた物を組み合わせるという内容です。
 
141122写真(2)
ICONのオーナーである、ジョナサン・ワード氏は禅の影響を強く受けているそうで、侘び寂びの境地をこの個体で表現しているとのこと。アップルの故スティーブ・ジョブス氏やオラクルのラリー・エリソンさんなど禅の影響を受けるアメリカ人は多いですね。
 
141122写真(3)
インテリアもオリジナルの雰囲気を損なうことなく、アップデートされています。オーディオなどは最新の物がインストールされ、シートは上質なレザーを使い張り替えられています。
 
141122写真(4)
錆によるダメージは人工的には創り出せない芸術作品とも言えるもので、この質感を求めた結果生み出されたのがこの “DERELICTS” シリーズなのでしょう。
 
141122写真(5)
エンブレム類などエクステリアパーツはすべてオリジナルパーツが保持されています。
 
141122写真(6)
搭載されるエンジンはZR-1をベースにスーパーチャージャーが追加された6.2リッターLS9 V8エンジンで、638PSのピークパワーと604lb・ftのトルクをスモールブロックエンジンから捻り出します。果たしてこれほどまでに強力なエンジンがこの個体に必要なのかどうかは甚だ疑問ですが・・・。
 
141122写真(7)
こちらはUNITED PACIFICのブースに展示されていた1932 FORD 5-WINDOW COUPE by Ray Brizio Street Rodsです。UNITED PACIFICはFORDからライセンスを得て5-WINDOW COUPEのリプロダクションパーツを販売している会社で、この個体は彼らのリプロパーツによって仕立てられた“新車” なのです。
 
141122写真(8)
フレームからボディ、各パネル類などすべてが彼らのリプロパーツで仕上げられています。
 
141122写真(9)
こちらが彼らがリリースしているリプロダクションボディです。かなりの高クウォリティを実現しています。
 
141122写真(10)
この時代特有のウッドパーツもすべてラインナップしています。
 
141122写真(11)
搭載されるエンジンはFord Boss 347 by Edelbrockで、Chevy 350が使われていないあたり、好感が持てますね。
 
141122写真(12)
こちらの個体は2014 SEMA SHOW BEST OF SHOW AWARDの内の一つ、Outstanding Achievement in Design by FORDを獲得した、1967 Ford Fairlane by Pure Visionです。
 
141122写真(13)
この個体はフォードの極秘開発チーム、“Black Ops” が手掛けた実験車でデータ取りの為に様々な仕様でテストが行われました。この個体から得られた実験データが当時の車両開発に生かされ、NASCARなどのレースカーにフィードバックされたとのこと。
 
141122写真(14)
インテリアも当時の仕様のまま、レーシーに仕立てられています。
 
141122写真(15)
現在、搭載されるエンジンはEd Pinkによる427 SOHCエンジンですが、この個体には様々な仕様のエンジンが載せられテストされたそうです。
 
141122写真(16)
141122写真(17)
Drag仕様のエコノラインピックアップなども場外に展示されていました。
 
141122写真(18)
サウスホール前の通路には1948 Willys Jeep CJ2Aや1960 Willys DJ3A、1955 Willys CJ5など歴代のジープが展示されていました。
 
141122写真(19)
こちらは1971 JEEPSTER COMMAND HURST EDITIONです。通常のJEEPSTERはジープなのに “二駆” で有名ですが、こちらのHURST EDITIONはフロントにDANA27、リアにDANA44アクスルを持つ四駆で、約100台が製造された希少車です。
 
141122写真(20)
こちらは1973 CJ5 SUPER JEEPです。SUPER JEEPはCJ5 Renegadeからアルミホイールを除いた“Appearance Package” でホワイトスチールホイールにホワイトの内装、クロームバンパー、フードとフェンダーに貼られた“ワイルドデカール” から成っていました。SUPER JEEPは603,303台というCJ5のプロダクションの内、ほんの数百台が製造されたそうで、現車はオプションの304 V8エンジンを搭載した希少車とのことです。
 
以上、Bronco Ranch & Garage弦巻的視点によるSEMA SHOW レポート、いかがでしたでしょうか。今回のレポートで紹介出来たクルマやパーツは全体のほんの一部で、他にも多くの興味深い展示がありましたが、Bronco & Mustang関連の展示はかなりの確率で網羅出来たものと考えています。今回のSEMA SHOWで得た情報を今後のクルマ作りに活かし、お客様にフィードバックしていく所存です。今後ともよろしくお願い致します!

 
※11/24(月)に大磯ロングビーチで開催されるLong Beach Classicsに、1972 Baja Bronco 4sp,1968 Bronco”Urban Trail Package”,1972 Bronco”Tampico”を駆って参加する予定です。会場でお会いしましょう!!

アーリーブロンコ専門店

Show Room Bronco Ranch

東京都世田谷区世田谷1-47-2

http://bronco-ranch.com

TEL:03-6413-1531

FAX:03-6413-1532

e-mail:inquiry@bronco-ranch.com

 

Vintage 4×4 Automobile

Factory Garage弦巻

東京都世田谷区弦巻3-30-7

http://garage-tsurumaki.com

TEL:03-3425-7313

FAX:03-6413-5885

e-mail:inquiry@garage-tsurumaki.com

 

☆Bronco Ranch&Garage弦巻は日曜日を定休日とさせていただいておりましたが、今後完全予約制にてご対応させていただきます。日曜日ご来店を希望されるお客様は、お手数ですが事前にご連絡下さい。よろしくお願いいたします。

 

Facebookaもご覧ください!

mechanicblogこちらもぜひご覧ください!

 

☆11月24日の展示車両☆

 

141128

1976 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1977 Ford Bronco Sport

1976 GMC Suburban

1986 GMC Jimmy

1989 GMC Suburban

1979 Chevrolet K-10

1988 Chevrolet V20 Suburban

 

ぜひお越しください♬♩