RESTORATION

1967 Ford Bronco “Baja” Roadster

AFTER

BEFORE

■この車について

  • レストアプロジェクトを開始した1967 Bronco "Baja" Roadsterです。
  • この個体は希少な1967モデルのV8 Bronco RoadsterをベースにStroppeのオリジナルパーツをふんだんに使いモディファイされた1台です。
  • レストアを開始する手はずが整い倉庫から出しました。早速、トレイラーに載せられ作業を担当するノーザンカリフォルニアのN氏の元に向けて出発します。
  • 今回レンタルしたU-Haulのトレイラーも真っ新な新車でした。これで2回連続です。
  • Santa Nella, CAに給油のため立ち寄り、更に北へと向かいます。
  • 無事にN氏の工房に到着しました。
  • 一度N氏の工房へと運びましたが、Santa Rosa,CAでの山火事のため我々のLAの拠点へと帰って来ていた1967 Bronco “Baja” Roadster。
  • 幸いなことにN氏の工房の無事を確認し、山火事も鎮火した後再びN氏の工房を目指して出発しました。
  • Santa Nella,CAにて休憩をとりさらに北を目指します。
  • 無事にN氏の工房へと到着しました。
  • N氏の工房では同じエクステリアカラーを持つブロンコと遭遇しました。気になる一台ですね~。
  • オリジナルカラーであるPoppy Redへと戻す作業からプロジェクトが再開されます。
  • ノーザンカリフォルニアのN氏の下でこの度、晴れてレストアプロジェクトをスタートさせることになった、’67 Bronco “Baja” Roadsterです。
  • レストアプロジェクトをスタートさせるにあたり、今回は改めてこの個体のストーリーをご紹介したいと思います。まずはこの個体が何故、”Baja” Roadsterと呼ばれているのかについてご説明します。この個体のオリジナルオーナーは、Cort Fox Ford、現在のHollywood Fordのパーツマネージャーでした。彼は’66年式のブロンコを試乗した際、170cidストレートシックスエンジンの非力さに落胆し、ブロンコの購入をためらっていたそうです。そんな折、289cidのV8エンジンがオプションで設定されたことを知った彼は資金を貯め、1967年4月にこのブロンコをGlendale, CAのCalifornia Motorsでオーダーしました。
  • なぜ自分が勤務していたCort Fox Fordではなく、California Motorsでオーダーしたのかですが、知り合いだったCalifornia Motorsのフリートマネージャーが自分の勤務先であるCort Foxよりもより良い条件を提示したためだったそうです。
  • オーダーから2か月後の1967年6月、オリジナルオーナーはCalifornia MotorsでこのBronco Roadsterを受け取るとすぐに入手しておいたShelby Hipo 289 Partsを組み込みました。その内容ですが、インテークマニホールド、ヘッド、キャブレター、エアクリーナー、バルブカバーなどです。記録によるとその時のオドメーターはたったの50マイルだったそうです。要するに新車時にFordのディーラーマンによってエンジンがハイパフォーマンス化されていたのです。
  • 彼はエンジンのハイパフォーマンス化が済むとすぐに、このブロンコをHolman and Moody-Stroppeのショップへと持ち込み、15×8のスティールホイール、ゲーツコマンドタイヤ、フェンダーフレア、ロールバーなどを装着し、フロントダンパーはステーが追加されデュアル化されました。オフロードレーシングの創成期とも言える1967年に、その後の1971年に発売されるBaja Broncoとほぼ同じスペックのカスタムが施されていたのです。以上がこの個体が “Baja” Roadsterと呼ばれる所以です。
  • この個体の特筆すべきは、新車時に装着されたShelby製のHipoパーツやStroppeのパーツがすべて保たれていることで、Baja Broncoマニアの間では伝説のRoadsterという位置付けを獲得しているほど貴重な個体となっています。
  • 装着されているステアリングホイールも1967年当時に装着されたもの。1967年当時はパッドではなくラバー製のステアリングホイールでした。
  • N氏の工房に入り、レストアプロジェクトの開始を待つ、”Baja” Roadster。
  • モディファイを終えた”Baja” Roadster は1stオーナーによって、彼の妻や家族、友人らと共に数年間の間、シエラネバタやSo Calデザートの4wheelアドベンチャーに持ち込まれました。様々なローケーションでオフローディングを楽しんでいたのです。今でこそ普通ですが、1967年の時点ですでにブロンコはこういったアウトドアライフのツールとして使われていたのです。元祖SUVと言われる所以です。
  • その後、1970年に1stオーナーはNorthern Sierrasに位置するQuincyという町に引越し、地元のフォードディーラー、Quincy Motor Salesにパーツマネージャーとして就職しました。
  • 引越すとすぐに彼は雪の降るノーザンカリフォルニアの気候が”Baja” Roadster に適していないことを悟り、ファイアーウッドを積めるピックアップトラックへの乗り替えを決意し、この”Baja” Roadster を同僚のQuincy Fordのセールスマネージャーへと売却したのでした。
  • 現在でもこの”Baja” Roadster がQuincy Fordのライセンスプレートフレームを付けているのは、Quincy Fordのセールスだった2ndオーナーによって取り付けられたためです。もちろんこの”Baja” Roadster がデリバリーされたCALIFORNIA MOTORSのフレームも保存されていますが。2ndオーナーは暫くすると、QuincyからSanta Cruz,CA へと引越し、サンドバギーの聖地であるPismo Beachを頻繁に訪れるようになりました。その頃、この”Baja” Roadster は2ndオーナーによってフロントアクセルがDana30からより強いDana44へと換装され、Headersやトラクションバーなどが追加されるモディファイを受けています。
  • 80年代に入ると2ndオーナーはSanta CruzからEtna, CAへと引っ越しました。この頃になると”Baja” Roadster のペイントは色褪せ、ソフトトップは劣化して解れてしまったことから、彼はハードトップを載せ、リペイントすることを思いついたのです。こうして”Baja” Roadster にはハードトップが載せられ、何故、このペイントスキームが選ばれたのかは定かではありませんが、メタリックブルーとグレーのツートン、即ち、現在の状態へと姿を変えたのでした。
  • その後、数年の間、この2ndオーナーのガレージに眠っていた”Baja” Roadster はフロアパンに錆一つないソリッドな状態を保ったまま、3rdオーナーに引き継がれ、姿を変えることなく、2016年に私共の元へとやって来たのでした。
  • ノーザンカリフォルニア在住のN氏の工房に収まった、”Baja” Roadster、まずはボディパーツを外す作業からスタートしました。
  • 全てのシートが外され、ロールケージが外されました。そしてカーペットが剥がされフロア上に何も無い状態となりました。そしてRoadster特有のパーツである、左右のファイバーグラス製ドアインサートが外されました。
  • ドアインサートを外して見ると、オリジナルのPoppy Redのペイントが現れました。このドアインサートはリペイントされた際も取り外されることがなかったようです。
  • そしてそこには長い年月によって堆積した埃が乾燥した泥のような状態で見つかりました。しかしロッカーパネルやドアピラーポストに錆はなく、ソリッドな状態を保っていました。この個体の保管状況の良さを物語っています。
  • 腐食しがちなフロアパンとフロアボードを繋ぐ各エクステンションパネルにも錆は見当たりません。
  • ドア廻りから各フロアはとてもソリッドな状態であることが確認出来ました。
  • 次に各パネルに開けられたボルト穴の確認を行います。どのボルト穴がオリジナルのものかを一つずつ確認して行くのです。今回のレストアプロジェクトでは1stオーナーがこの個体を”Baja” Roadsterへとモディファイした後の姿への復旧を目指します。フォードディーラーのパーツマネージャーだっただけに、当時のFord Truck Accessories Bookletに記載されていたほぼ全てのパーツを装着した痕跡があり、工場出荷後に多数のパーツがインストールされているため、1967年から68年にかけての状態を見極めるために慎重な作業が求められるのです。
  • ボディワークに向けて各パーツの取り外し作業が行われている”Baja” Roadsterです。
  • ラジエターが外され、バッテリーなどの電装パーツが取り除かれました。
  • 配線が外された状態のインナーフェンダーエプロン部分です。とてもソリッドな状態を保っています。
  • フェンダーエプロンのブラケット部分にもオリジナルのポッピーレッドのペイントが残ります。
  • シフターはフロアに移設されていますが、これも’67年当時の貴重なパーツです。今回のプロジェクトではこういったパーツも含めて”Baja” Roasdsterとしてレストアを行います。
  • 外せるパーツは外された状態になり、ボディショップへと運び込まれました。この後、不要なボルト穴を塞ぐ作業を行い、ブラスト加工をボディ全体に施す予定です。
  • ボディワークに向けてボディショップへと入庫した “Baja” Roadsterです。
  • この後予定されているブラスト処理に向けて、まずは前オーナーがモディファイした際に開けられた様々なボルトホールの穴埋め作業を行っています。
  • オリジナルのボルトホールを残し、ハードトップを装着した際に開けられたボルトホールなど不要な箇所を穴埋めしていきます。
  • フロアパネルも同様に穴埋め作業を行っていきます。
  • 社外品のシートを取り付けたり、センターコンソールボックスが追加された痕跡を見て取ることが出来ます。
  • 錆一つないフロアパンを見るとこの個体の状態の良さを改めて確認することが出来ますね。前オーナーによって塗られたメタリックブルーのペイントがコーティングのような役割を果たしていたのかもしれません。
  • 不要なボルト穴を埋める作業が行われた後、ボディ全体にブラスト処理が施され、更にレストア用のシャシーに載せ替えられた’67 “Baja” Roadsterです。再びボディショップへと戻って来ました。
  • フロアパンを始め各フロアパネルはとてもソリッドな状態です。製造から既に50年以上が経過したオリジナルパネルということを考えると、エクセレントコンディションと言えると思います。
  • ファイアーウォールパネルもマスターシリンダーからの液漏れによる腐食なども一切無く、とてもクリーンな状態です。
  • インナーエプロンや各ドアポストもソリッドな状態です。
  • ドライバーズサイドのリアフェンダーパネルや、
  • テールライドハウジングなど修正が必要な箇所は限られています。全体的に見るととてもソリッドな状態で、イージーレストアな個体です。
  • ペイント用のシャシーに載せられたボディはブラスト処理が施され、ボディショップへと入庫しています。
  • オリジナルスチールホイールのレストア作業が行われていました。
  • 8Jのオリジナルスチールホイールは極端に数が少ない激レアアイテムで、マーケットで見つけることはほぼ不可能です。ブラスト処理が施され下塗りを終えました。
  • とても良いコンディションを維持していることが分かります。この後、’67年当時の仕様と同じくブラックへとペイントされる予定です。
  • ボディが下ろされたシャシーはN氏の工房に収まり、バラし作業が同時進行で行われました。
  • フレームにはファクトリーで書かれた落書きが残っており、このシャシーがノンレストアであることが確認できます。腐食もなくとてもソリッドな状態です。
  • そしてN氏によってフレームだけの状態にまでバラされました。
  • ブラスト処理によって古いペイントが剥がされた後、下地となるグレーにペイントされた’67 Bronco “Baja” Roadsterです。
  • 先週からペイントに向けての下地作りが開始されました。
  • こちらはドライバーズサイドのリアフェンダー部分です。”Baja” 仕様のためフェンダーはカットされていますがパネル自体はフラットでとてもソリッドな状態です。
  • フロントフェンダーパネルも良い状態です。大径タイヤの干渉を避けるために1stオーナーによってカットされたホイールアーチのフロント部分は、この後、補強する予定です。
  • 傷んでいることの多いテールゲートも腐食はなく、目立つ凹み等もない状態です。
  • 唯一、修正が必要だったのが、ドライバーズサイドのロッカーパネルです。1stオーナーがシエラネバタでのオフローディングをしている際に痛めたのでしょう。
  • ローカーパネルを取り外し、修正を加えていきます。
  • ボディワークと同時進行でレストア作業が行われている、”Baja” Roadsterのフレームです。
  • フレームもとても良いコンディションであることは前回までにご紹介していますが、この個体の特筆すべきは’67年当時のオリジナルパーツが当時の姿のまま残されていることなんです。こちらはデュアルショック化のために追加されたショックタワー、ストロップのオリジナルパーツです。とても貴重なパーツです。
  • 唯一、フレームでリペアが必要な個所がこちら、パッセンジャーサイドのフロントエンドです。オフローディングの際に痛めたのでしょう、下端が上向きに曲がっています。
  • こちらはドライバーズサイド、ダメージは無くソリッドな状態です。
  • そしてこちらはパッセンジャーサイド、リペア後です。正しい姿を取り戻しました。
  • ボディのペイントに向けて準備が進められている “Baja” Roadsterです。ボディ全体が下地塗装であるグレーへとペイントされました。ここから本塗装に向けて下地を作っていきます。
  • こちらは左右のインナーフェンダーエプロンです。もちろんオリジナルのパネルなのですが、ダメージは一切なく、この個体の状態の良さを物語っています。
  • こちらは左右のホイールウェルです。こちらもダメージは一切なく、比較的簡単に下地を作ることが出来そうです。
  • ファイアーウォールもとても綺麗な状態です。
  • こちらはこの個体で唯一、パネル交換が必要だったドライバーズサイドのローカーパネルです。加工しながらこの個体のシェイプに合わせていきます。
  • 左右のリアフェンダーは面出し作業を開始しています。どのパネルもとてもソリッドな状態ですので、予定よりも早く作業が進みそうです。
  • 付属パネルのスムージング作業が行われました。こちらはグリル、もちろんこの個体のオリジナルパーツです。
  • 左右のフロントフェンダーもスムージングが完了しています。フロントフェンダーはオリジナルオーナーによってホイールアーチ先端部分がカットされており、その部分の補強を今回行う予定です。
  • こちらはウィンドシールドフレームです。これからスムージングに取り掛かりますが、とてもソリッドな状態ですので手間はかからなそうです。
  • ファイバーグラス製のドアインサートも下地塗装が完了しています。こちらも貴重なオリジナルパーツです。
  • テールゲートのスムージングも完了しています。
  • ダッシュパネルはオリジナル品が前オーナーによって、ステレオデッキの取り付けのため、大穴が開けられていました。そこで’67年製の中古パーツを入手して使うことになりました。ブロンコのダッシュパネルは’66-’67年とそれ以降で形状が異なります。’67年製のダッシュボードはとても希少なパネルなのです。
  • ボディのスムージング作業が粗方終了した”Baja” Roadster、付属するパネル類の取り付け作業に入っています。
  • フロントフェンダーパネルに続き、テールゲートが取り付けられました。
  • テールゲートとテールライトハウジングのちりを合わせる作業が行われています。
  • 金具を取り付け、前オーナーによって凹ませられた部分を引っ張って戻します。
  • ペイントに向けてボディのスムージング作業が進められている’67 Baja Roadsterです。
  • トランスミッションや、
  • トランスファーなどがリビルトを終え戻って来ました。
  • トランスファーケースの刻印には’67年2月21日製とあります。この個体のオリジナルパーツです。
  • ステアリングギアボックスも綺麗にリビルトされました。
  • こちらは下地の処理を終えた8Jサイズのスチールリムです。
  • フォードオーバールの刻印が残る、貴重なファクトリーパーツです。
  • その他、リアシートフレームもリファインされました。
  • こちらはリファインされたステアリングホイールです。オリジナルのパッドタイプは再生が難しく、今回、新たな試みとしてオリジナルスタイルをベースにゴム製のものにリニューアルされました。長年、取り組んできたリメイクプロジェクトが遂に実を結んだ形です。
  • N氏の工房で作業が進められているフレームですが、シャシブラックで綺麗にペイントされました。
  • フロントクロスメンバー廻り、綺麗な仕上がりです。
  • 貴重なストロップ製ショックタワーも綺麗にリファインされました。
  • リア廻りも完璧な仕上がりです。
  • 修正が加えられたフレームエンドも自然な仕上がりで、修正した痕跡は見当たりません。
  • 左右のCブッシュは性能が安定しているNOSパーツを使用しています。この辺りはN氏のこだわりです。
  • フレームに刻まれたVINコードが貴重なU13V8ロードスターであることを示しています。
  • スムージングが完了し下地処理を終えた、’67 Bronco “Baja” Roadsterです。
  • コアサポート廻り、丁寧に処理されているのが写真からでも確認できます。
  • 左右のホイールウェルも同様に丁寧な仕事が光ります。
  • こちらはファイアーウォールです。下地処理のクウォリティとしては過去最高かもしれません。
  • そしてこちらはそのファイアーウォール内側部分。
  • こちらは同じ年式のブロンコのパネルが移植されたドライバーズサイドのロッカーパネルです。細部まで丁寧な下地処理が行われていることがお分かり頂けると思います。
  • リアホイールウェル部分も完璧な下地が作られています。
  • そして、まずは下廻りから鮮やかなPoppy Redにペイントされました。
  • ホイールアーチ内側もペイントされました。
  • 下廻りの段階でこのクウォリティ。思わず唸ってしまいました。
  • 今まで数多くのボディショップで様々な職人と仕事をして来ましたが、今回の職人はレベルが違います。とても繊細で丁寧な仕事をするのです。やっと”見つけた” といったところでしょうか。
  • こちらはフードです。この個体のオリジナルカラー、鮮やかなポッピーレッドにペイントされました。
  • こちらはロードスター特有のパーツ、ファイバーグラス製のドアインサートです。この個体のオリジナルパーツです。
  • ドアポストエクステンションパネルなどの細かなパーツもポッピーレッドへとペイントされました。
  • こちらはテールゲートです。
  • そしてフロントフェンダーパネルも綺麗にペイントされています。
  • ロードスターはハードトップやドアパネルが無いのでペイントするパネル点数も少なく、ここからは一気に作業が進みそうです。
  • 丁寧にスムージングが行われたシャシーがペイントブースに入り、Poppy Redへとペイントされました。
  • フロアパンからファイアーウォール内側にかけて艶やかなペイントが施されています。美しい仕上がりです。
  • リアフロアも綺麗にペイントされました。
  • 塗装面を凝視するとペイントのクウォリティの高さを確認することが出来ます。丁寧なスムージングがベースにあって実現できるペイントです。
  • 着実に作業が進んでいる’67 “Baja” Roadster、ペイントの乾燥を待って各パネルの組付け作業を行っていきます。
  • ペイントを終え、今後の作業が行われる工房へと戻って来た、1967 Bronco “Baja” Roadsterです。
  • フロントフェンダーパネルが綺麗に取り付けられました。このブロンコのオリジナルパネルですので、ちりも完璧に合っています。
  • コアサポート廻りも申し分のない仕上がりです。
  • レストアを終えたフレームに、綺麗に仕上がったボディが載せられました。ボディマウントは全てNOSパーツを使用しています。見た目のバランスも完璧です。
  • テールゲートも綺麗に取り付けられています。ちり合わせに時間をかけたこともあり、リアフェンダーパネルと完璧にマッチしています。
  • フロントグリルもペイントを終えています。ポッピーレッドとウィンブルドンホワイトの塗り分けも丁寧で完璧な仕上がりです。
  • ロードスター特有のパーツ、ドアインサートも綺麗にペイントされました。
    ボディペイントを終えた “Baja” Roadster、この後はインストールされる各パーツのリファイン作業へと歩を進めることになります。
  • こちらは綺麗にリペアされ、ペイントされたエキゾーストマニホールドとステアリングギアボックスです。
  • ステアリングギアボックスは当然、この個体から外したオリジナルパーツです。綺麗にリビルトされました。
  • こちらは’66~’68年式までの特有のパーツ、ラジエーターサージタンクです。こちらも綺麗にリファインされました。もちろんこの個体のオリジナルパーツです。
  • ボルト&ナット類もオリジナル品をリファインして再生します。サンドブラストを使って一個ずつ丁寧に再生していきます。
  • こちらはリアリーフスプリング、バンプストップです。今回は当時物のNOSパーツを用意しました。
  • 各ボディマウントは品質の安定しているDENNIS CARPENTER製を使用します。1970年からフォード向けにパーツを供給している老舗パーツメーカーです。
  • こちらはこの個体のオリジナル品のダッシュパネルですが、前オーナーによって濃いグレーにペイントされ、メーター類やオーディオをインストールするためにかなり大きな穴が開けられています。
  • ’67年式の厄介なポイントの一つはダッシュパネル上のスイッチ類の配置、カラーコードが他の年式と異なることです。’66年式は’67年式と形状は同一ですが、灰色に近いグレーでカラーは異なります。’67年式からは一見、ウィンブルドンホワイトのような色となりますが、実はウィンブルドンホワイトとは異なり少しグレーが入っているのです。’68年式以降の完全にハードトップと同色のウィンブルドンホワイトと見分けられる人はかなりのブロンコマニアなのですが、今回はオリジナルに忠実に、ウォームグレーのダッシュパネルを再現します。
  • オリジナル品のリペアが困難であったため、今回は同じ’67年式のダッシュパネルを見つけ出し使用することにしました。こちらが今回、用意した’67ダッシュ。入手困難なアイテムです。
  • ちなみにこちらは’68年式以降のダッシュパネル。デフロスター排気口の形状や、スピーカー取付部などの形状が異なります。
  • カラーサンプルを用いながら、オリジナルのペイントカラーを入念に確認していきます。
  • そしてこちらはこの個体に付属していたストロップ製のフェンダーフレアです。こちらも貴重な60年代のパーツですので、リペアを試みます。
  • しかし既にかなりのダメージ修復痕があり、綺麗にリペアするには時間とそれなりの技術が必要になります。
  • こちらはオリジナル品のフューエルキャップです。リペイントして再生します。
  • そしてこちらはオリジナルのラジオ。こちらもリペアを試みます。
  • こちらはこの個体のオリジナルエンジン、リビルト前です。この度、リビルト作業を依頼していたエンジンが作業を終えて戻って来ました。
  • こちらはリビルト後のシリンダーヘッドです。
  • リビルトを終えたエンジン本体にシリンダーヘッドが組み込まれました。
  • ダブルローラータイミングチェーン&ギアが組み込まれました。もちろんNewパーツです。
  • リビルト後のシリンダーヘッド、秩序正しく並ぶロッカーアームに美しさを感じてしまいます。
  • この個体のオリジナルダッシュパネルからゲージクラスターや各スイッチ類を取り外す作業が行われました。
  • まずはゲージクラスター背面の配線が取り外されていきます。ゲージクラスターはこのオリジナル品を分解・清掃し再利用します。
  • 徐々に各パーツが取り外されていきます。
  • そしてダッシュパネルからのパーツ取り外し作業が完了しました。
  • 貴重な’67年式のダッシュパネルですが、今回は状態の良い他のパネルを入手出来たため、修復箇所の多いオリジナル品はお役御免となりました。
  • こちらはこの個体のオリジナルベルハウジングです。今回はこのオリジナル品をリファインして使用します。
  • デートコードが’67年5月に製造されたパーツであることを示しています。
  • FOMOCOマークも確認できます。
  • こちらがブラスト加工を終え、リフレッシュされたベルハウジングです。綺麗な仕上がりです。’67年当時に良品であることを示すために書かれていた “OK” の文字も再現されています。
  • アンテナマウントも貴重なNOSパーツを入手しました。
  • 早速取り付けてみます。
  • 取付が完了しました。
  • 入手困難なNOSパーツを使いながら、極力、’67年当時の姿を再現していきます。
  • リビルト作業を終えたこの個体のオリジナルエンジン、徐々に各パーツが取り付けられていきます。まずはオイルフィルターが取り付けられ、
  • タイミングチェーンカバーが取り付けられました。このパーツもこの個体から外し、リフレッシュしたものです。
  • フォードオーバルマークの刻印とパーツ識別番号が確認できます。
  • こちらはリフレッシュされたハーモニックバランサー、こちらもこの個体のオリジナルパーツです。フォードオーバルマークがしっかりと存在感を示しています。
  • そして’67年製を示す刻印も確認することが出来ます。
  • ハーモニックバランサーが仮付けされました。
  • エンジンが反転させられ、クランクシャフトが姿を現しました。オイルパンピックアップスクリーンが取り付けられ、オイルパンガスケットがセットされました。
  • ピックアップスクリーンを支えるステーもフォードオーバルマーク入り。オリジナルパーツです。
  • エンジンブロックのDate Codeからもこのエンジンがオリジナル品であることが確認出来ます。
  • オイルパンが取り付けられました。
  • オイルパンにもしっかりと”FOMOCO” の刻印が確認出来ます。こちらももちろん、この個体のオリジナルパーツです。
  • 既定のトルクですべてのボルトを締め付け、オイルパンの取り付けが完了しました。少しずつですが確実にエンジンが組み上がっていきます。
  • リビルトを終え、オイルパンなどのパーツが組みつけられた289エンジンがフォードブルーにペイントされました。
  • こちらはリビルト前のこのエンジンの姿です。その違いは一目瞭然で綺麗に仕上げることが出来たと思います。
  • バルブカバーはこの個体のオリジナルオーナーが’67年に取り付けたSHELBY製の物をクリーニングして取り付けます。
  • フューエルポンプも’67年製の物をオーバーホールし取り付けています。補器類も極力オリジナルパーツまたはNOSパーツを使用しています。
  • “289” と”FOMOCO” の文字がこのエンジンがオリジナルであることを示しています。
  • エンジンの搭載を前に、各パーツの取り付け作業が行われている’67 Bronco “Baja” Roadster です。
  • 先週はブレーキ及びクラッチペダルハウジングのリフレッシュ作業が行われました。リフレッシュされたペダルハウジングです。
  • オリジナルのペダル及びハウジングをブラスト処理の後、ペイントして再生しています。
  • ピンなどの消耗パーツはNOSパーツを使用し組み上げています。
  • そしてリフレッシュされたペダルハウジングがインストールされました。
  • こちらの厚みのあるクラッチパッドはオリジナルオーナーによって取り付けられた、ドラッグレーサー向けのFord Galaxy用カスタムパッドです。Shelby製のHiPoパーツを好んでインストールしたオリジナルオーナーのこだわりを感じることが出来るパーツです。
  • ファイアーウォール側から適切なトルクで固定し、取り付けが完了しました。
  • アクセルペダル及びスロットルリンケージのリフレッシュ作業が行われました。こちらが仕上がったアッセンブリーです。
  • ブレーキ&クラッチアッセンブリーと同様にオリジナルパーツをブラスト処理の後、ペイントして仕上げています。
  • そしてブロンコにインストールされました。
  • ファイアーウォール側から締め付け、スロットルケーブルを通します。各ボルト類もオリジナルのボルトをブラスト処理して使用しています。スロットルロッドブーツもNOSパーツです。
  • こちらはこの個体のオリジナルのダッシュボードです。前オーナーによって色が塗り替えられ、後付けメーターなどが追加され、修復が困難であったため、今回は同じ年式の他のダッシュボードを用意しました。
  • こちらがその’67年式のダッシュボードです。
  • ’67年式のダッシュボードは形状は’66年式と同じながら、カラーリングが異なります。’66年式はグレー、’67年式はアイボリーホワイトに近い薄いグレーとなります。
  • そしてスムージングが施され、
  • ’67年式のオリジナルカラー、薄いグレーに塗られました。
  • 次にゲージクラスターや各スイッチノブが取り付けられました。
  • ゲージクラスターはこの個体のオリジナル品をバラバラに分解し、リビルトしました。かなり丁寧な作業の結果、綺麗に仕上げることが出来ました。表示しているマイレージもオリジナルマイルです。
  • 各スイッチノブは’67年のNOSパーツを使用しています。特徴的なスロットルノブは’66年、’67年式にのみ用いられた形状のタイプです。
  • ワイヤリングハーネスのクリーニングを行いました。こちらがこの個体オリジナルのハーネス、取り外したままの状態です。かなり汚れていますが、状態は良さそうです。
  • 各種洗剤を使いクリーニングしていきます。
  • 全てのコネクター及びコードの状態を確認し、通電チェックを行います。
  • Newパーツを使わないのは、オリジナルパーツにこだわったレストアを行いたいのと、信頼性の確保のためです。
  • クリーニングの結果、だいぶ綺麗になりました。状態も申し分なく、無事に再インストール出来そうです。
  • フレームにブレーキラインとフューエルラインを敷設する作業が行われました。
  • 専用のクリップでフレームに固定していきます。このクリップもNOSパーツを使用しています。
  • リアサイドまで敷設されました。この後、各ブレーキシリンダー及びフューエルタンクへと繋げられます。
  • そしてリビルトされた、この個体オリジナル品のヒーターコアもインストールされました。
  • 連結ダクト部分は多少の損傷がありますので、この後、補修を行います。
  • シフトリンケージカバーも仮置きされました。こちらのパーツはこの後、ブラックへとペイントされ、取り付けられる予定です。
  • リビルトされ保管されていたダッシュパネルが無事にインストールされました。
  • 同時にインストールされたハーネスはこの個体のオリジナルハーネスを丹念にクリーニングし再生したものです。
  • 上はヘッドライト、下はチョークノブ、すべてNOSパーツを使用しています。ベゼルはオリジナル品をブラッシュアップしています。
  • スロットルノブは’66~’67にかけてのみ使われていた細長いタイプでオリジナル品を再生しています。
  • ワイパー、ファン、サーモス、それぞれのノブもNOSパーツです。
  • ゲージクラスターはオリジナル品を丹念にリビルトしています。表示されているODOはオリジナルマイレージです。
  • グローブボックスドアも綺麗に再生されています。
  • インストールされたこの個体のオリジナルハーネス。リアまわりのハーネスもインストールが完了しました。
  • ハーネスをとめるクリップは全てNOSパーツを使用しています。
  • そしてテールライドハウジングがセットされました。
  • 今回は’67年式のテールライトレンズ、パッセンジャーサイドのみですが、貴重なNOSパーツを入手し使用します。
  • “FOMOCO” ロゴを確認することが出来ます。
  • そしてパッセンジャーサイドのテールライトハウジングにNOSレンズがインストールされました。
  • ドライバーズサイドは程度の良い’67年の中古品を磨き上げ、インストールしました。
  • こちらも”FOMOCO” のロゴを確認することが出来ます。
  • 今後の作業で使用するパーツの準備が行われました。こちらはこの個体のオリジナルオーナーがこの個体のオドメーターがまだ50マイルだった時に装着したShelby製 Hi-po 4バレルキャブレターです。
  • 貴重な’67年製のShelby、オリジナルパーツです。
  • 丁寧にリビルトされています。美しい仕上がりです。
  • レストアされたフォードオリジナルの15x8JホイールにはBF GOODRICH製のA/Tタイヤが組み込まれました。
  • こちらもクリーニングされたROTUNDA製ヒッチボールです。こちらもオリジナルオーナーによって取り付けられた60’sのパーツです。
  • ROTUNDAは現存するFORDのアクセサリーパーツブランドです。
  • こちらはパーキングブレーキペダルアッセンブリーです。こちらはNEWパーツが存在しない貴重なパーツなのですが、今回のプロジェクトではこのオリジナル品を再生して使用する予定です。
  • 綺麗にリビルトされたこの個体のオリジナル289エンジンにインテークマニュホールドがインストールされました。
  • 289の刻印が確認できるオリジナルのシリンダーヘッドに、
  • ’67製COBRAのバルブカバーが装着され、エンジンをインストールする準備が整いました。
  • シャシー側の準備も整っています。
  • いよいよエンジンをインストールします。
  • もともと同体だったエンジンとシャシー、お互いリフレッシュして再会しました。
  • 無事に289エンジンがインストールされました。
  • フレームオフフルレストアの工程に於いて、エンジンの搭載は一つの区切りとなります。ここからは完成に向かって、作業が加速していきます。