RESTORATION

1969 Ford Bronco

AFTER

BEFORE

■この車について

モンタナ州セントルイスからやってきました、1969 Broncoです。こちらの個体は48,000オリジナルマイル、ストレートボディ&ラストフリーで、ペイントもオリジナルという貴重な1台です。この度、高温多湿な日本での使用を考慮し、リペイント作業を行いました。ベース車両の状態が良かったこともあり、美しい仕上がりを実現することができました。

  • 写真左が1969 Bronco(Cordva)と1976 Bronco Sport(Midnight Blue)です。どちらの個体もラストフリー&ストレートボディの素晴らしい状態ですが、ペイントに多少の疲れが感じられるため2台ともボディペイントを施すことにしました。
    このヤレた感も良い味を出していますが、湿度の高い日本での使用を考えるとリペイントが必要と判断しました。
  • こちらの個体はオリジナルペイントで、この状態を保っていること自体が希少な個体なのですが、ご覧の通りフロントフェイスにも細かい小石の跳ねキズが確認できます…。
  • 丁寧にペイントを剥がし下地処理を施していきます。
  • 丹念に下地処理を行いペイントの準備が整いました。
  • ハードトップ、ウィンドシールド、ドアガラス、クローム類などを取り外しペイントを行います。
  • フードは取り外し裏側も下地処理を行いました。
  • フロントマスクのくぼみも丁寧にスムージングを施します。
  • ボディがペイントされました。まだ仕上げの研きを行っていない状態ですが、丁寧に下地処理を行っているためか既ににポリッシュされた後の様です。
  • オリジナルカラーのCordovaにリペイントです。
  • フロントマスクのスムージングを行っています。当ガレージではペイントのクオリティにこだわり、この状態まで下地処理を行ってからペイントするよう塗装工場に注文しているのです。
  • ハードトップも同様に下地処理を行っていきます。古い塗装はすべて剥がし、スムージングを行います。
  • ブース内でハードトップのオリジナルカラーである、ウィンブルドンホワイトに塗装しています。この色はホワイトとクリーム色の中間色で調合が難しく、熟練の技術が必要なのです。
  • 塗装前のダッシュボードです。細かなスクラッチ傷やスイッチ類に沿っての傷が目立ちます。今回はダッシュボードもリペイントを行います。
  • リペイント後のダッシュボードです。各スイッチ類やステアリングコラムベゼル、グローブボックスドアやアッシュトレイなど外せるものはすべて外してリペイントします。
  • グローブボックスドアとアッシュトレイをリペイントしています。
  • フードのリペイントが完了しました。
  • ペイント前に取り外したパーツ類です。クリーニングを行いリフレッシュした後、ペイントを終えたボディに取り付けていきます。
  • フロントフェンダーにブロンコのスクリプトエンブレムが取り付けられました。
  • 最後の仕上げにテールゲートのFORDレターをペイントしました。
  • FORDレターがウィンブルドンホワイトにペイントされました。リペイントされたブロンコでこのFORDレターがボディと同色のままという個体をよく見かけますが、このウィンブルドンホワイトのFORDレターは人気が高く、当ガレージではハードトップの色にもよりますが、必ずペイントするようにしています。
  • フロントグリルのFORDレターもオリジナルカラーであるブラックにペイントされ、すべての工程を終えました。ベース車輛の状態が良かったこともありますが、とてもきれいに仕上げることができました。
  • こちらはリアビューです。ボディはストレートで美しい仕上がりです。
  • 日本到着後、ガレージでの全ての作業が終了した1969 Broncoです。