RESTORATION

1972 Ford Bronco Pickup

AFTER

BEFORE

■この車について

  • ガレージに到着した1972 Bronco Pickup。まずは下まわりのクリーニングから始めます。
  • 下まわりのクリーンナップはアメリカからブロンコがやってくると必ず行う作業のひとつです。外せるものはなるべくクルマから降ろして作業を進めていきます。
  • 燃料タンクやマフラー、ドライブシャフトなどを外して腹まわりがスッキリとしたブロンコ。
  • サンダーやワイヤブラシを使いながら汚れを落としていきます。
  • こちらはメインガソリンタンク取り付け部です。
  • ある程度コーティングを剥がし終えたら高圧洗浄。手が入りきらない細かなところや油汚れなどもスッキリと洗い流しました。
  • ブレーキ周りの整備を行いました。
  • 前後のドラムブレーキは一度分解して、ホイールシリンダーやシューなど各パーツを洗浄後組み付けを行いました。
  • フロントブレーキまわり。
  • リアブレーキまわり。
  • 前後計4つのホイールシリンダーの他、4本のブレーキホースも新品へと交換しました。
  • Cブッシュを交換中です。
  • 作業はアクスルに繋がる全てのリンクを切って行います。手前に見える三角形の部分にCブッシュが収まります。
  • こちらがC-ブッシュ。左が新品、右が使用済みのものです。このブッシュはキャスター角を決める役目も担ってますので、劣化している状態は好ましくありません。新しくしてカッチリとした乗り味を手に入れましょう。
  • Cブッシュ同様ラジアスアームとフレームの接合部に入るブッシュも新品へと交換しました。
  • ラジアスアームとアクスルの間にC-ブッシュが収まっています。
  • ステアリングロッドやトラクションバーを元通り組みなおしてひと通りの作業が終了。タイロッドエンドブーツも交換して、スッキリとしたフロントまわりに仕上がっています。
  • メインとサブのフューエルタンクを交換中。
  • こちらがBrand Newのサブガソリンタンクです。アーリーブロンコのサブタンクは樹脂製ということもあり、長年の使用により徐々に劣化していしまいます。
  • ガソリンの残量を燃料系へと送るセンディングユニットも新品に交換しました。
  • センディングユニットはガソリンの吸い出し口も兼ねているのですが、その取り付け部に使うガスケットが結構重要。うまく固定できないと燃料漏れが発生してしまいます
  • スチール製のメインタンクは良い状態を保っていたので汚れを落とし磨いた後に再塗装。ーフューエルホース類を新品に交換した後クルマへと戻しました。写真はタンク取り付け後に障害物からメインタンクを守るアンダーガードを装着した状態です。
  • クラックの入っていたエアベントボックスをニューパーツへと交換しました。こちらはブロンコから取り外したもの。
  • こちらがニューエアベントボックス。このような車種専用パーツも、ブロンコは手に入るんです。
  • ガスケット類も新品へと交換しました。
  • この写真は外気を取り込むための扉を取り付ける部分です。
  • ガスケットを装着した後、シール類の乾燥を待ってエアベントボックスを元の位置へと戻せば作業完了。
  • クラッチロッドブーツ交換。
  • アクセルロッドブーツ交換。
  • クラッチフォークブーツ交換。
  • ディストリビューターキャップ、スパークプラグ、スパークプラグワイヤを交換。
  • フロントグリル内のターンシグナルレンズを後記モデル用に交換しました。これで由緒正しき1972モデルのフロントマスクです。
  • 車内クリーニング中の1972 Bronco Pickup。
  • 車内クリーニングのため、バケットシートやシートベルト、フロアマットなどキャビン内のアイテムをごっそりと外しました。
  • 1972 Pickupから外したバケットシート。アメリカで一新してきただけにとてもクリーンな状態を保っています。
  • シートベルト一式。この個体には巻き取り式が装着されています。ベルトは新品に交換済みですので、バックルやアンカー部などのクリーンナップを行いました。
  • それぞれのクリーンナップが終了したら、車内へと元通りに戻せば作業完了。
  • ターンシグナルの不具合があり、スイッチをチェック中。ステアリングまわりをばらしています。
  • 取り外したターンシグナルスイッチ。一部配線が劣化していて、うまく通電していない箇所がありました。
  • 新品のターンシグナルスイッチです。
  • テープで配線をしっかりと養生してからステアリングポストへと入れていきます。
  • 四季のある日本でブロンコを楽しむためにかかせないシャワーテスト。かなりの勢いで水をかけています。
  • ドアまわりのウェザーストリップを新品へ交換した後、ハーブキャビンとボディの繋ぎ目のシールを交換。
  • 作業は一度ボディとキャビンを切り離し、キャビンを浮かせながら行いましたスパナ両面を綺麗に整えた後ニューウェザーストリップを挟み込んでいます。
  • ダッシュパッド交換のため、ウィンドシールドを倒す準備を進めています。まずはワイパーモーターを取り外し、ワイパーのリンクを切ります。
  • ウィンドシールドが倒れました。
  • ダッシュパッドを外すには、ウィンドシールドとダッシュパネルの間にあるネジを外す必要があるんです。
  • ダッシュパッド交換後にはハーフキャブとウィンドシールドの間に入るシールを清掃。シールの位置を合わせながらウィンドシールドとハーフキャブを連結しました。
  • 新しくなったダッシュパッ装着完了。常に乗員の目の前にあるものですから、きれいな方が気持ちいですよね。
  • パッセンジャーサイドにニューサイドミラーを取り付けました。クロームの輝きが美しい!
  • サイドミラーを取り付けるにはドアの内張りをすべて剥がさなくてはなりませんので、今回の取り付け作業はドア周りのシーリング作業に合わせて行いました。
  • ニューサイドミラー取り付け完了です。
  • ハーモニックバランサを交換しました。左が今まで付いていた純正、右が今回交換した新品のハーモニックバランサーです。
  • このパーツは2重構造になっていて、その間にゴムが入りダンパーの役目も果たしているのですが、経年劣化により、写真のようにゴムがなくなってしまうことがあります。
  • 新品のハーモニックバランサーにはコンモリとしたゴムのベルトが備わっています
  • クランクプーリーまわりをバラシタので、プーリーもフォードブルーでリペイント。
  • 新品のハーモニックバランサー、ファンベルトも備わり、エンジンのフロント部がしゃっきりとしました。