RESTORATION

1971 Ford Bronco Sport

AFTER

BEFORE

■この車について

レストアプロジェクトに取り掛かってきた1971 Bronco Sportが遂に完成しました。ボディワーク、機関系、駆動系、そしてシャーシーなどなどあらゆるところにこだわって手を入れ仕上げたBroncoです。
ボディカラーは元色のSeafoam Greenへとリペイント。リフトアップされていた車高はストックへ、リアフェンダーもアンカットスタイルへと戻しました。このBroncoは1970年8月製造の個体ですが、ラインから出荷された当時のクォリティに負けないコンディションに仕上がっていると思います。

  • 新たにプロジェクトをスタートさせた1971 Broncoです。リフトアップ&大径タイヤの装着、そしてリアフェンダーカットなどのモディファイがなされていますが、アンカットフェンダーを有するオリジナルのスタイルに戻します。合わせてボディのみならず、エンジン&ミッションのリビルトなども行う予定です。ボディカラーは現在のWimbledon Whiteからこの個体のオリジナルカラーであるSeafoam Greenにリペイントします。
  • もともとはハーフキャブスタイルにカスタマイズされていたこのBronco…
  • ハーフキャブを取り外して…
  • オリジナルのハードトップを載せたワゴンボディの仕上がりになります。ハーフキャブ用に取り付けられているバルクヘッドも後々取り外します。
  • 早速ボディショップへと運んだ1971 Broncoです。まだ仮付け(位置合わせ)の状態ですが、リアフェンダーがアンカット化されました。これから各部調整の後本格的に取り付けされます。
  • インテリアは、アンダーコーティングが剥がされて研磨&スムージングが進められています。アンダーコーティングを剥がすと、その下からはオリジナルペイントのSeafoam Greenが姿を現しました。1971 Broncoはこの色にリペイントされます。
  • リアのフロア、そしてテールゲートも今までのWimbledon Whiteが剥がされたのち、同様に研磨&スムージングが進められています。
  • 仮付けされていたロアクォーターパネルの位置合わせが行われています。フロントのロッカーパネル、そしてリアのテールライトハウジング、さらにアッパークォーターパネルとのクリアランスやプレスラインを微妙に調整しながら溶接されていきます。特に、ドライバーサイドは給油口があるので、パッセンジャーサイドに比べて位置合わせが難しくなります。無理矢理つけるとフェンダーパネルが歪んでしまいますが、歪みもなく綺麗に取り付けられました。
  • 特に、ドライバーサイドは給油口があるので、パッセンジャーサイドに比べて位置合わせが難しくなります。無理矢理つけるとフェンダーパネルが歪んでしまいますが、歪みもなく綺麗に取り付けられました。
  • パッセンジャーサイドになりますがこちらが元の形。アンカットフェンダーの方が、上品なボディラインになりますね。
  • リアクォーターフェンダーの取り付けと平行して、インテリアの研磨作業も進められています。
  • 元のペイントが無くなり、地金のエリアがかなり広がっています。こちらはリアシート&カーゴスペースまわりです。フロントシートも外され、室内は広々としています。もとのペイントが残っていたということからも、フロアの状態は良さそうです。
  • そしてフロントシートまわり。フロントまわりもWimbledon Whiteを剥がすとオリジナルのSeafoam Greenが姿を現しました。シート取り付け部のパネルはいい状態を保っています。
  • こちらはドライバー&パッセンジャーのフロントフロアパンです。両フロアパンには保護のためアンダーコートが吹かれていたのですが、剥がしてみるとこの状態。長年の使用でダメージを受けていました。両フロアパンともリペアが必要です。
  • 引き続き、ボディワークが進められています。
  • ドライバーサイドに続いて、パッセンジャーサイドもリアクォーターパネルの位置決めが行われました。長年蓄積されたボディの歪なども考慮しながら、前後パネル、そしてアッパークォーターパネルとの位置合わせが行われています。
  • ウィンドシールド、そしてハードトップのガラスが取り外されました。ウィンドシールドフレームはいい状態を保っています。シールを挟み込むミミもダメージがありません。
  • クォーターウィンドウが取り外されたハードトップの下地作りが開始されました。まずはパネルの状態を見るために全体的に研磨が行われています。最終的にはBroncoから降ろされて仕上げが行われる予定です。
  • ルーフの研磨が完了したら、各ボディパネルの下地作りが開始されます。着々と作業が進行している1971 Broncoです。
  • 引き続き、ペイントに向けて下地造りが行われています。
  • エンジンフード。
  • ハードトップの裏側。
  • リアクォーターウィンドウまわりなども抜かりなく下地作りが進行中です。ここで滑らかな面を作り出すことで、塗装の仕上がりのクォリティがグンとアップします。
  • 1971 Broncoのレストア作業、着々と進行中です。
  • エンジンフードはだいぶ手が入ってきました。これから手が入るフロントフェンダーとは輝き方が違いますね。
  • 下地つくりを始める前に、今回追加するボディサイドモールディング用の取り付け穴が開けられました。
  • 各部同時進行で作業が進められています。ハードトップからリフトゲートが取り外されました。ガラスも取り外されています。
  • 左右ドアに付属しているドアハンドルやドアミラー、ドアウィンドウクロームトリムなどが外されました。この後、ドアは取り外され研磨作業に取り掛かります。
  • フロントグリルがBroncoから外されました。灯火やモールディングも外されています。
  • その後ろ側ではボディサイドモールディングやスペアタイヤキャリア取り付けのための位置合わせが行われていました。今回はこれらのパーツを新たに取り付けるので、穴開けが必要となり、そのための緻密な位置合わせが行われています。
  • フロントグリル、ドアがBroncoから取り外されました。
  • ペイントに向けて下準備が進められている1971 Broncoです。これまでにフロントグリル、左右ドア、そしてフェンダーが取り外されています。
  • フェンダーは大まかな修正は終了していますが、これから細かい箇所の修正を行ってサフェ―サーを吹く工程へと移ります。
  • ボディ各部に手が入ってきました。全体的な研磨作業はほぼ終了した感があります。
  • 外されたドアです。細かい箇所の補修が行われています。
  • スペアタイヤキャリアやモールディングの位置合わせが行われていたリアセクション。ボディに開ける穴の位置も決まり、研磨作業もほぼ終了しています。
  • 先に外された左フロントフェンダーです。細部の修正と砥ぎが終わりました。
  • こちらは右フロントフェンダー。同様に細部の修正と砥ぎが終わっています。
  • 左右ドアも細かい箇所の修正と全体的な砥ぎが終了。続いてはサフェ―サーの吹きつけが行われます。
  • インテリアでは、フロア補修用の交換パーツ到着を待つ間に、フロアに開けられている不要な穴を塞ぐ作業が行われています。
  • こちらはフロントグリル。サフェ―サーの吹きつけが完了しました。
  • そして、テールゲート&リフトゲートです。どちらも研磨が終わり、サフェ―サーの吹きつけが完了しました。
  • 左右フロントフェンダーです。表面へのサフェ―サーの吹きつけ完了後、裏面にアンダーコートが塗布されました
  • ボディから外され、下地処理が完了しているパーツから、Seafoam Greenの吹きつけが開始されました。こちらは左右ドアです。まずは内側から吹きつけ開始。
  • なかなか写真に撮るのが難しい色なのですが、実物はとても綺麗な淡いグリーンです。このグリーンでBroncoが染まったところを想像すると、その仕上がりが楽しみで仕方がありません。
  • 各パーツのペイントが進められる中、ボディ本体も手が加えられています。現在助手席側フロアパンの補修作業中です。
  • インナーフェンダーの処理が開始されました。ブロンコのウィークポイントのひとつ、インナーフェンダースカートにダメージが発見されましたので、錆びた部分を取り除き、正常な形にパネルを作り直します。
  • ラジエターコアサポートはダメージがなく、綺麗なシェイプを保っています。これから下地処理が開始され、最終的にSeafoam Greenへとペイントされます。
  • 助手席側に続き、運転席側のフロアパンの補修が開始されました。
  • ボディ各部の仕上げを進めてきた1971 Broncoですが、いよいよボディ本体もペイントに向けて…
  • ハードトップとエンジンフードが外されました。
  • Broncoから取り外されたフードとハードトップです。
  • ハードトップはある程度手が入っていますが、この後さらにスムージングが行われサフェサーが吹きつけられます。
  • フードは細かい箇所の補修が終わり、これから全体的に砥ぎが行われます。
  • フードとハードトップの取り外しをお伝えした1971 Bronco。続いて…
  • エンジン&ミッションが下ろされました。
  • その後、一度Broncoを弦巻へと連れて帰り、インストルメントパネルに備わるメーターやスイッチ類、インストルメントパネル裏に備わるヒーターユニットなどの取り外しを行いました。後のペイントに備えての作業です。
  • スイッチ類が取り外されてスッキリとしたインストルメントパネルです。
  • 様々なパーツを取り外していく過程で、オリジナルペイントのSeafoam Greenが残されているのを見つけることができます。これが1971yの新車当時のペイントと考えると、何か感慨深いものを感じますね。何といっても48年前のペイントですからね。
  • インストルメントパネルまわりのスイッチ類などを外し終えた1971 Bronco、ローダー弦巻号にて再びボディワークショップへと出発です。
  • ボディワークショップに到着した1971 Bronco。これからインストルメントパネルまわりの仕上げ、そして…
  • 主役がいなくなってガランとしているエンジンルームの仕上げに取り掛かります。
  • バルクヘッド…
  • 左右インナーフェンダーなども、今塗られているアンダーコートを剥がして下地処理を行った後、ボディと同色のSeafoam Greenにペイントされます。
  • 弦巻にてインストルメンツパネルまわりの作業を進めている間、ボディショップでは…
  • フードの下地処理と
  • ハードトップの下地処理が行われました。
  • 左右サイドパネルや
  • ルーフの内側の処理が完成しました。
    これでサフェ―サーまでの工程が終了。このあと滑らかな面にするために面砥ぎが行われます。
  • 弦巻にて、インストルメントパネルに備わるメータークラスターやスイッチ類を取り外し、再びボディショップへと戻ったBroncoです。
  • スイッチやメータークラスターがなくなり、スッキリとしたインストルメントパネル。この後ペイントに向けて下地造りが開始されます。
  • インストルメントパネルの作業に合わせて、フロントフロアパンまわりも今後手が入ります。リアのフロアパンは、下地造りの作業がほぼ終わりました。
  • こちらはBroncoのウィークポイントでもあるフロントインナーフェンダースカート。ダメージを受けている箇所を補修した後、アンダーコートが塗布されます。
  • ボディショップへと戻った1971 Bronco、主役のいなくなったエンジンルーム内の作業が開始されました。ステアリングシャフトが外されています。
  • パッセンジャーサイドのホイールウェルとインナーフェンダースカートは、古い塗装の剥離と磨きが完了しています。これからバルクヘッドとドライバーサイドのホイールウェル、インナーフェンダースカートの磨きが開始されます。
  • こちらはドライバーサイド。
  • こちらはパッセンジャーサイドです。
    ダメージを受けていた部分を完全に取り除き、新たにパネルを成形して補修が行われました。現在はパテの乾燥中。この後研磨が行われ、最終的にアンダーコートを吹きつける予定です。
  • こちらは左右ホイールウェル。インナーフェンダースカートのエンジンルーム側もスムージングが行われました。
  • バルクヘッドも全体的に古いペイントが剥がされてきました。
  • そして、ミッショントンネルです。
  • 鉄の地色の面積がかなり増えたエンジンルーム。パワフルな工具が使える広い面積をもつ部分の研磨はほぼ終了し、ここから先は人力で地道に古いペイントが落とされることになります。このエンジンルームがSeafoam Green一色に染まるのを想像すると…。仕上がりが楽しみでなりません。
  • ボディショップでペイントに向けた準備を進めています。
  • エンジンルームは磨きが終了し、間もなくSeafoam Greenにペイントされます。
  • ダメージを受けていたフロントの左右フロアパンもニューフロアパンへの張り替えが完了しました。この後ペイントに向けて研磨とスムージングの処理が行われます。
  • エンジンルームに続いてインテリアのペイントの準備も間もなく完了し、Seafoam Greenへとペイントされます。
  • 引き続きボディワークが進められている1971 Broncoですが、遂にSeafoam Greenのペイントが開始されました。
  • フロントセクション、エンジンルームまわりからペイントを開始。リアフェンダー部にはサフェ―サーが吹かれています。
  • インナーフェンダースカートもダメージを受けていた箇所が修正され、綺麗な仕上がりになっています。真ん中の写真がパッセンジャーサイド、そして下の写真がドライバーサイドのインナーフェンダースカートです。
  • 続いてタブのフロアがSeafoam Greenにペイントされました。サフェ―サーの白一色だったボディに色味が入って、ますます仕上がりが楽しみになってきた1971 Broncoです。
  • フロア全体的にサフェ―サーが吹きつけられました。
  • サフェ―サー吹きつけ後、砥ぎ&修正を行い、最後にペイント前の脚付けが行われています。ドライバーサイドのフェンダーが作業中です。
  • フロアパンを貼り換えたフロントセクションも綺麗に仕上がっています。
  • インストルメントパネルにもサフェ―サーが吹きつけられました。
  • 引き続きボディショップにて本塗りの準備が進められています。
  • 左右リアフェンダーの本塗り前の最終工程である脚付けが終了しました。現在表面はスベスベの状態です。
  • フロアはSeafoam Greenへのペイントが完了しています。
  • インストルメントパネルはWimbledon Whiteにペイントが完了しました。
  • 合わせて灰皿もWimbledon Whiteに塗られています。
  • そして、インナーフェンダーペイントのために取り外していたステアリングシャフトを取り付けて…
  • Broncoが塗装ブースへと移動されました。いよいよSeafoam Greenへの本塗りが開始されます。
  • 遂に、ボディのSeafoam Greenへのペイントが完了しました。左右ドアやフロントフェンダーもペイント後取り付けられています。Seafoam Green、写真ではなかなか伝わりにくいのがとても残念ですが、とてもいい色味に仕上がっています。
  • そしてこちらはハードトップです。Wimbledon Whiteへのペイントが完了しています。ダメージを受けていた箇所も綺麗に修正され、綺麗な表面に仕上がっています。
    いよいよ、ハードトップ、続いてエンジンフードをBroncoに戻します。
  • 塗装ブースから出されたBroncoにハードトップが載せらせました。
  • 続いてエンジンフード取り付けの準備開始。ひとりがエンジンルーム内に入り、内側からボルトを差し込みます。
  • 仮留めの状態ですが、エンジンフードの取り付けが完了しました。この後位置を微調整しながらボルトの本締めが行われます。
  • エンジンフード&ハードトップの取り付けが完了したBroncoです。だいぶ全体像が見えてきました。
  • ボディのペイントが完了し、再び作業スペースへと戻された1971 Broncoです。
  • ウインドシールドフレーム
  • エンジンフード
  • 左右ドア
  • リアフェンダー
  • そしてハードトップも艶やかで綺麗な仕上がりです。
  • ボディが仕上がって来たのに合わせ、弦巻では1971 Broncoから降ろされた302cid V8エンジンのオーバーホールを開始しました。
    こちらが1971 Broncoに載っていたエンジンです。調子は良かったものの、各部のオイル漏れなど気になるところもあったので、ボディワークに合わせてオーバーホールを行うことにしました。
  • 補機類を外した後にインテークマニホールドとシリンダーヘッドを取り外しました。
  • シリンダーブロックから取り外した左右シリンダーヘッドです。その後ろにちらりと見ているのがインテークマニホールドです。
    どちらもこの後、クリーニングを行いながら各部メンテナンス&チェックを行います。
  • こちらはフロントグリル。スポーツグレードの仕上がりとなるため、グリル内部はシルバーの仕上がりになります。
  • そしてテールゲート。FORDの浮き文字は、Wimbledon Whiteでペイントしています。
  • シリンダーヘッドの取り外しが完了したエンジンブロックです。続いてはピストンを抜く作業を行います。
  • クランクシャフトを取り外して…
  • シリンダーブロックからピストンを抜き出しました。
  • コチラがシリンダーブロックから取り外したピストン8本。この後メンテナンス&クリーニングを行っていきます。
  • シリンダーブロックから抜いたピストンのメンテナンスを開始しました。専用のクリーナーを用いて、ピストンにこびり付いている汚れを落としていきます。
  • クリーナーを吹きつけた後しばらく放置して、汚れを溶かしながら最後に洗い流します。
  • こちらはクランクシャフトのキャップです。ピストン同様クリーニングを行いました。
  • ピストン8本のクリーニングが終わりました。クリーナーをしっかりと洗い流した後、エンジンオイルを塗っておきます。
  • 汚れが落ちてスッキリとした輝きを取り戻したピストンヘッドです。
  • こちらはタペット。それぞれの状態を確認していきます。
  • ピストンの次はシリンダーヘッドのメンテナンスです。まずは、バルブを付けたまま燃焼室のカーボン除去を行いました。こちらも専用のクリーナーを用いて、頑固なカーボンをゴシゴシと洗い流しま
  • 続いて、バルブスプリングコンプレッサーを用いてシリンダーヘッドからバルブを取り外します。
  • 取り外されたバルブです。インテーク&エクゾーストバルブは、今回新品へと置き換えます。
  • バルブを取り外したシリンダーヘッド。燃焼室側です。
  • 堆積していたカーボンを綺麗に取り除くことができました。
  • 実際に水を流しながらウォータージャケットのクリーニング。
  • そして、リューターやワイヤーブラシを用いて、ポートや各部のクリーニングを行いました。
  • シリンダーヘッドに続いて、シリンダーブロックのメンテナンスを開始しました。各部のオイル汚れや古いガスケットなどを剥がしていきます。
  • シリンダーブロック上面のガスケットがほぼ剥がし終わっています。最終的にはオイルストーンで磨きを掛けて段差のない状態を作り出します。
  • そしてこちらはオイルパンです。リペイントに向けて、ペイントを剥離中です。
  • シリンダーブロック上面のクリーニングに続いて、下面側のクリーニングも行いました。ワイヤーブラシなどを使いながら、古いガスケットなどの付着物を取り除きます。エンジンオーバーホールは、各部付着物との格闘がほとんどの作業工程を締めます。
  • 下面のクリーニングが完了したシリンダーブロックです。
  • 続いて、フリーズプラグの打ち換えです。こちらは、今まで着いていたフリーズプラグを取り外したカット
  • 新しいフリーズプラグを打ち込みました。
  • フリーズプラグの打ち換えが完了し、ほぼメンテナンスが完了したシリンダーブロックです。
  • 専用の溶剤でペイントを浮かしたオイルパン。スクレーパーでペイントをこそぎ落としていきます。
  • 大まかなペイントが剥がされたオイルパン。金属の地が見えています。この後さらに磨きを掛けて、残っているペイントも剥がし切ります。
  • 同様にペイントを剥離中のタイミングカバーです。
  • カーボン除去と各部クリーニングが終わったピストンにニューピストンリングを組み込みます。
  • こちらが今回用意したピストンリングです。
  • それぞれ所定の位置へとはめ込んでいきます。
  • こちらはニュータペットです。
  • 今回はニュータペットを使用するため、まずはオイルに浸してエア抜きを行いました。
  • 各部クリーニングやメンテナンスを行ったシリンダーブロックです。ススが溜まっていたポート内も磨きを掛け、全体的に金属の鈍い輝きを取り戻しました。
  • まずはインテーク&エクゾーストの各バルブとシリンダーブロックの摺りあわせを行いました。ニューバルブに専用のコンパウンドを塗布して…
  • 専用の工具を用いてシリンダーブロックに打ち付けます。こうすることで、シリンダーブロックとバルブそれぞれに当たりが着いて、密着度を高めることができます。
  • 摺り合せが完了したバルブとシリンダーブロックです。ニューバルブの傘の部分、シリンダーブロックとの当たり面のラインが入っています。
  • インテーク&エグゾーストバルブとの摺り合せが終わったシリンダーヘッドに、各バルブを組み付けました。
  • バルブスプリングコンプレッサーを用い、一本ずつバルブを組み付けていきます。
  • 片バンク8本のバルブ組み付けが完了。もう片バンクのシリンダーヘッドも同様にバルブを組み付けます。
  • シリンダーブロックにクランクシャフトが戻されました。キャップを所定の位置に規定トルクで締め付けます。
  • 続いて、ピストンリングコンプレッサーを用いながら、ピストンを各シリンダーへと戻していきます。
  • ピストンがそれぞれのシリンダーへと戻りました。
  • 最後にキャップを規定トルクで締め付け、ピストンとクランクシャフトを連結してピストンの組み付けが完了です。
  • こちらはエンジン各部で使われるボルト類。1本1本メンテナンスを行い、極力オリジナルのボルトを使用してエンジンを組み上げています。
  • オイルストレイナー
  • タイミングチェーン
  • タイミングカバー
  • そしてウォーターポンプと順調にパーツ類が組み付けられています。
  • 一方、ボディワークの方は…モールディングやミラー、ドアハンドルなどボディ各所へのパーツ取り付けが開始されました。
    一番の山場、Seafoam Greenへのペイントが完了したボディ。ここまでくればボディワークのゴールがだいぶ見えてきます。
  • 各シリンダーへピストンを組み込み、各部補機類の取り付けが完了したシリンダーブロックにシリンダーヘッドを載せました。ピストンとはこれでお別れです。
  • オイルストーンで面出しを行ったシリンダーヘッドとブロックの合わせ面にニューガスケットを敷いて…
  • シリンダヘッドを載せます。
  • 規定トルクでボルトを締め付け、シリンダーヘッドとブロックの連結が完了しました。
  • メカメカしさを取り戻しつつある302 cid V8エンジンです。
  • エンジンをグルリと回してオイルパンを取り付けました。古いペイントを剥がして磨いた後、Ford Blueへとリペイントしています。
  • 正位置へと戻したエンジンに、タペット&プッシュロッドを組み込み中。
  • 続いて、メンテナンスが終了したロッカーアームをシリンダーヘッドへと取り付けます。
  • 各バルブの上にロッカーアームの取り付けが完了しました。ロッカーアームナットはまだ仮締めの状態です。
  • 仮締めの状態だったロッカーアームナットを、トルクレンチを用いて規定トルクで締め付け。これでロッカーアームの取り付けが完了です。
  • 続いては、エンジンオイルをエンジン内部に回して油路のチェックを行います。その前に、オイルフィルターとオイルプレッシャーセンダを取り付け。オイルフィルターは後のペイントのために、マスキングテープで養生しています。
  • 続いて、フレッシュなエンジンオイルをエンジン内部へと注ぎ込みます。
  • そして、オイルポンプを人力で回して、ロッカーアームまでオイルが上がってくることを確認します。
  • 十分な油圧が掛かった箇所から、ロッカーアームにオイルが上がってきました。
  • オイルポンプを回すこと数分、全てのロッカーアームにオイルが上がってきました。これで油路の確認完了です。
  • インテークマニフォールドのメンテナンス。洗浄台でブラシと洗浄液を用いてゴシゴシと汚れを洗い流しました。続けて混合気の通り道もクリーニングを行いました。
  • エンジンにニューガスケットを載せて…
  • メンテナンスが終了したインテークマニフォールドを設置。
  • 各ボルトを規定トルクで締め付けてインテークマニフォールドの取り付け完了です。
  • インテークマニフォールドの最終メンテナンス、キャブレター固定用スタッドのスレッド再生を行いました。
  • そしていよいよ、Ford Blueへのペイントへ向けた準備を開始。ペイント用のスパークプラグやバルブカバーを取り付けて、各部にマスキングを施します。
  • ラジエターホースなどの接続部やペイントが入り込んでは困る箇所にマスキングテープで養生を行いました。
  • いよいよ、Ford Blueへのペイント開始です。
  • まず、全体的にうっすらとFord Blueを吹きつけます。
  • 続いて本塗り。2~3回塗り重ねていきます。
  • 本塗りが完了して、真青に染まった302cid V8エンジンです。この状態のままひと晩おいて、塗料をしっかりと換装させました。
  • そして翌日。塗料の乾燥を確認して、各部マスキングを取り外し、クランクプーリーの取り付けも行いました。
  • クリーニング&中身をリフレッシュしたディストリビューター、
  • アッパー&ロアラジエターホースなど、周辺パーツの取り付けを開始しました。
  • こちらはへダース。浮き錆びを落としてリペイントを行います。下が元の状態で、上が磨き途中のへダース。
  • そして、磨きの終わったへダースを耐熱シルバーでペイントしました。
  • エンジンオーバーホールの仕上げ段階に入り、キャブレターリペアを行いました。こちらはエンジンから降ろしたままのキャブレター、もちろん純正品です。
  • キャブレターを個々のパーツ単位まで分解し、それぞれをクリーニング&メンテナンスを行います。キャブレターリペアはリペアキットを使って行うので、内部パーツはほぼニューパーツへと置き換わります。
  • ボディは、フロート室はもちろん、ガソリンの通り道を1本1本専用のクリーナーを吹き付けてクリーニングを行いました。
  • クリーニングの終わったキャブレターのボディです。各部輝きを取り戻しました。
  • リペアキットを使って元通りに組み直したキャブレターです。交換パーツが安定して手に入りますので、安心して純正キャブレターを使い続けることができます。いろいろなキャブレターを載せたBroncoを見ていますが、この純正キャブレターを載せているBroncoが一番安定感が高いですね。
  • こちらはクーリングファンです。元色を磨き落として…
  • 下塗りの後シャーシーブラックを塗布しました。
  • ペイントが乾いたクーリングファンをエンジンに取り付け。このほか、パワーステアリングポンプ、フューエルポンプ、オルタネーターなども取り付けました。
  • そして、左右へダースを装着。
  • これでエンジンオーバーホールのひと通りの作業が完了しました。このままオブジェにしたい仕上がりです。こんな感じのミニチュアモデル売ってますよね。
  • 弦巻にてエンジンのオーバーホールを進めている間に、ボディショップでは各部パーツの取り付けが進められていました。そして…ほぼ完成形の姿になりました。Seafoam Greenの色味、とてもいい感じです。パーツ単位でこの色を見た時も感じていましたが、全体像が見えてくるとなおさら感じることができます。そして、Wimbledon Whiteとの2トーン仕様がさらにSeafoam Greenの色味を際立たせています。ますます完成が楽しみになってきた1971 Bronco Sportです。
  • 後は、パッセンジャーサイドのクォーターウインドウガラスをはめ込めば、ボディショップでの作業はほぼ終了となります。
  • 整備工場にてBroncoから取り外された前後アクスルハウジングを弦巻へと持ち帰ってきました。暫くは、この2本のアクスルハウジングとの格闘が続きます。
  • こちらはリアアクスルハウジング
  • そしてフロントアクスルハウジングです。どちらのハウジングも状態が良く、クリーニングを行うことでクリーンなクォリティを取り戻せそうです。
  • フロントアクスルハウジングは構造物が多く狭い箇所もあり、磨き作業ではいつも手を焼かされるパートです。しかしその分、クリーンに仕上がった時の喜びはひとしおなんです。
  • こちらはリアアクスルハウジングです。磨き作業が進み、地金が見えて鈍い輝きを放っています。今回は錆が浮いてくる前に、細かいパートに分けて下塗りを行っています。すでにデフケース周辺は磨きと下塗りが終了しました。
  • ショックアブソーバーステーなど、立体的な部分の裏側もしっかりとクリーニングを行い、磨いた粉や汚れなどをしっかりと落として下塗りを行います。
  • こちらはリアアクスル。反対側に続いて、磨き作業真っ最中です。
  • フロントアクスルでは、ラジアスアーム取り付け部を磨いています。入り組んだ構造のため、写真のような電動工具の他ワイヤーブラシなどを駆使して、磨きを掛けていきます。
  • メカニックふたりががりで、ワイヤーブラシやサンダーなど各種ツールを駆使し、マスクやゴーグル、各種防具を用いながらも鉄粉まみれになって前後アクスルと格闘すること数日、アクスルハウジングの下塗りまで完了することができました。
  • こちらはフロン後アクスルハウジング。前側、後ろ側ともに綺麗に下塗りが完了しています。
  • 立体的に入り組んだ部分も綺麗に仕上げることができました。
  • そして、こちらはリアアクスルハウジングです。ディファレンシャルキャリアも隅々まで汚れを落とし、下色を吹いています。
    アクスルハウジングは組み上げてしまえば見えにくい箇所でもあり、ここまでやらなくても…と言われることもありますが、見えない部分もしっかりと手を入れるというのは、我々のクルマ作りに対するこだわりのひとつ。アクスルハウジングに限らず、Broncoのいたるところにこのこだわりが活きています。
  • こちらはフロントアクスルハウジングとフレームを連結するラジアスアームです。アクスルハウジング同様磨きを掛け、シャーシーブラックの塗布まで完了しました。ラジアスアームのキャップとコイルスプリングの受け皿も同様にシャーシーブラックでのペイントが完了しました。
  • 左右ラジアスアームのメンテナンス完了です。
  • 脚まわりには数多くのボルトが使われていますが、そのボルトも1本1本メンテナンスを行います。この写真は外した時のままのボルトです。
  • このような状態に仕上げます。磨くだけではなく、傷んでいるスレッドがあれば修正をかけ、極力オリジナルのボルトを再生して使用しています。
  • 同様にメンテナンスを行ったボルト類です。1本1本手を入れていくのはかなりの手間暇が必要なのですが、こうすることでそれぞれの状態を把握できるだけではなく、仕上がりのクォリティアップにも繋がります。
  • パワーステアリングギアボックスです。内部のメンテナンスを終了した後、ボディの汚れを落としました。
  • 磨き終わったボディに下塗りを行います。
  • シャーシーブラックで本塗り。
  • 数回に分けてシャーシーブラックを塗布しました。輝きを取り戻したパワーステアリングギアボックスですが、仕上げ塗りはBroncoに取り付けてから行います。
  • Broncoから取り外したオリジナルの配線確認&補修を行いました。電気的トラブルを未然に防ぐためにこの作業は欠かせません。1本1本テスターを当てながら導通をチェックして…
  • 極力オリジナルの配線を活かしますが、不具合のある線は補修もしくは引き直します。
  • 全ての確認&補修が完了したら、パートごとにテープでまとめていきます。
  • こちらが作業が完了した配線です。
  • こちらはメインフューエルタンク。クリーンナップの作業中です。磨きをかけて古いペイントや汚れを削り、金属の地を出します。その状態でフューエルタンクの状態をチェックします。
  • チェックの結果問題ありませんでしたので、今回はこのまま使用します。磨きをかけた後下塗りをして、シャーシーブラックを塗布しました。
  • こちらはフューエルフィラーネック。タンク同様磨きを掛けて…
  • 下塗りを行い…
  • シャーシーブラックを塗布しました。
  • 弦巻にて行われている細かいパーツのメンテナンスに平行して、ボディショップでの作業が終了したBroncoは、ローダー弦巻号にて整備工場へと向かいました。
  • 所定の位置へとBroncoが収められて…
  • 弦巻にてオーバーホールを行った302cid V8エンジンを用意。
  • Broncoも大きく口を開けて302cid V8エンジン搭載の準備完了です。
  • チェーンブロックでエンジンを吊り上げ、ゆっくりとBroncoのエンジンルームへと収めてフレームと連結されました。
  • チェーンが外され、完全にBroncoのフレームへと載せられたエンジンです。
  • エンジンがBroncoのフレームへとボルトで固定されて、エンジン搭載完了。
  • 続いて、Broncoをリフトで持ち上げ、ミッション&トランスファが取り付けられました。同時にブレーキラインの新設、ニューパーツの組み込みなども行われました。
  • 作業完了後、再びローダー弦巻号にてGarage弦巻を目指します。
  • エンジン&ミッション搭載が完了した1971 Broncoが、弦巻へと戻ってきました。ボディワークからかなりの長旅を終えての帰還となりました。早速弦巻での作業を開始。まずは、ファイアーウォールインシュレーターの貼り付けを行います。
  • インシュレータは、エンジンルームと室内を仕切っているファイアーウォールの室内側に貼り付けます。それがこの部分。ボディワークの際に、古いインシュレーターはすでに取り外されています。
  • こちらが用意したニューインシュレーター。ある程度Broncoに合わせて成形されていますが、程よく加工が必要になります。最終的には我々の手で最適な位置にフィッティングします。
  • インシュレーターを取り付けるために、インストルメントパネルの裏側にレイアウトされているメインハーネスを引き出しました。
  • インストルメントパネルの裏にもぐりながらの作業で、インシュレーターの取り付けが完了しました。
  • こちらはカウルパネル裏側に取り付ける断熱材。続いてはこの断熱材の取り付けを行います。
  • 今回用意したのはタンのフルカーペットです。まずは位置決めから開始。前後シートやシートベルト類の取り付け用の穴もこの段階で開けておきます。敷く位置が決まったら、断熱材を入れ込みながら、接着剤でしっかりとフロアに貼り付けを行います。
  • こちらはフロントセクション。端部はリテイナーで固定します。カーペットのリテイナーはアルミ製。この年代のクルマは各部手の込んだ作り込みがなされていて、とても洒落ていますね。
  • リアセクションです。カーペットが敷かれて、インテリアの雰囲気がガラリと変わりました。
  • フロントセクション、立体的なデザインの足元ですが、ボディラインに沿って綺麗にカーペットを敷くことができました。
  • 接着剤の乾燥を待って、シートやシートベルト固定ボルト用の穴をカーペットに開けていきます。
  • 位置が決まったら、実際にボルトを締め込んでいきます。
  • こちらがBroncoのインストルメントパネルから取り外した―メータークラスターです。ご覧いただいた通り、Broncoのメーターはスピードメーターを中心に、発電、燃料、水温、油圧の各ゲージがレイアウトされています。
  • 各ゲージをメータークラスターから取り外し、それぞれクリーニングを行いました。
  • こちらはメータークラスターのフェイスプレートです。ペイントの割れや汚れなどが目立ちますが、こちらもリペア&クリーニングを行ってクリーンなフェイスプレートに仕上げます。
  • 表面のペイントにひび割れができていたフェイスプレートのリペアを行いました。
  • 古いペイントを剥がして磨いた後、リペイント。
  • フェイスプレートのペイントが乾くのを待っている間にクリーニングを終えた各ゲージを、メータークラスターに配置していきます。
  • 続いてスピードメーターを配置。
  • ペイントが完了したフェイスプレート、クラスターガラスを被せて、最後に蓋をしてスピードメーターゲージクラスターのメンテナンス完了です。
  • スピードメーターゲージクラスターをBroncoのインストルメンツパネルへと戻しました。フェイスプレートをリペイントしたことでメーター全体がグッと引き締まり、シャンとして見えます。とてもクリーンな仕上がりとすることができました。
  • フロアへのカーペット敷きが完了した1971 Bronco。続いてシートの取り付けを行いました。前後シートともシートスキン&シートフォームを新調しています。
  • ドライバーズシートの取り付けが完了し、続いてパッセンジャーシートの取り付けです。合わせてフロントシート用シートベルトも取り付けました。
  • パッセンジャーシートの取り付け完了です。
  • リアシートの取り付けも完了し、インテリアでの大掛かりな作業はほぼ終了したことになります。シートが付くと車内の雰囲気がガラリと変わりますね。
  • シートの取り付けが完了した1971 Bronco、続けてインストルメントパネルのスイッチ類を取り付けました。
  • インストルメントパネル裏に収まる配線を整理しながら、各スイッチへ配線をレイアウトしていきます。
  • インストルメントパネルに各スイッチ類を取り付けて、配線との接続も完了しました。左の塊がイグニッション、ヘッドライト、ハザード、ワイパーなど、右の塊がヒーターコントロールスイッチです。
  • エンジンルーム側ではヒーターコントロールバルブとスイッチの連結、各部配線のチェックなどを行っています。
  • ウィンドシールドフレームの上下に入るシールの交換です。シールの交換を行うためには、ウィンドシールドを倒す必要があるため、ハードトップとの連結部をフリーに。
  • そして、ウィンドシールドを倒しました。
  • シールを敷く部分を綺麗にして…
  • 前後左右の位置調整を行いながら、下側のシールを敷きます。
  • 続いて、上側のシールをウィンドシールドフレームを起こしながらハードトップとの間に挟み込み…
  • 最後にハードトップとウィンドシールドフレームを連結してシール交換の完了です。
  • ダッシュパッドの取り付けも行いました。このダッシュパッドは、取り付ける際にウィンドシールドを倒す必要があるパーツです。ダッシュパッドを取り付けると、インストルメントパネルまわりの雰囲気がガラリと変わります。
  • ハードトップとウィンドシールドフレームの連結完了後、ワイパーリンケージの本付けとワイパーモーターの取り付けを行いました。
  • Broncoのウィークポイントのひとつベントウィンドウピボットの交換です。Broncoのドアからベントウィンドウを取り外します。
  • 取り外したベントウィンドウを、ガラスとフレームに分けて…
  • さらに、ガラスの縁を外すことで…
  • ベントウィンドウピボットを外すことができます。こちらが錆びて折れてしまったベントウィンドウピボットです。
  • 新しいベントウィンドウピボットを組み込んだのち、所定の工程でピボットを固定。
  • ガラスをベントウィンドウフレームへと戻して、Broncoに取り付けます。
  • ベントウィンドウがBroncoへと戻り、ベントウィンドウピボットの交換が完了しました。これで、ベントウィンドウのグラつきが無くなり、任意の位置で固定できるようになりました。
  • インナードアトリムを取り外す必要のある今回の作業に合わせて、トリムもバージョンアップ。ウッドグレイン仕様のドアトリムを取り付けました。
  • ヘッドライナー取り付けです。
  • リアセクションから取り付け開始。ヘッドライナーを屋根にあてがい、大まかな位置を決定します。
  • そして、細かな位置決めを行いながらヘッドライナーをハードトップに固定。
  • 続いてフロントセクションです。フロントはワイパーモーターがあるため、複雑な形状をしています。リアセクションとの合わせ面を揃えるため、まずは仮留。
  • 最後に合わせ面をリテイナーで固定して、フロントセクション端部の本締めを行いました。
  • 合わせて、ワイパーモーターカバー、サンバイザーも取り付けました。
  • ヘッドライナーの取り付け完了です。
  • ンテリアがほぼ完成した1971 Bronco。続いてエンジンルームの仕上げです。オーバーホール済みのキャブレターをインテークマニフォールドに載せました。各部配線やホール類のチェックを行います。
  • 暫定のエアクリーナーを取り付けて、エンジン各部の調整を行いました。
  • ドライバーサイドのエアベントボックスも取り付け完了。
  • エンジンルームも着々と仕上がっています。
  • ターンシグナルスイッチの交換を行いました。コチラが交換用のターンシグナルスイッチです。ターンシグナル関連やホーンの作動をつかさどるパーツです。
  • 交換のためステアリングを取り外し、ニュースイッチを取り付けます。配線はステアリングポストの中を通すので、なかなか大変な作業なんです。
  • 配線のレイアウトとボディ側配線との接続が完了しました。
  • ステアリングを取り付けて動作確認を行い、作業完了です。
  • 1971 Bronco Sportにニュータイヤ&ホイールを装着しました。今回用意したのはMICHELIN DEFENDER LTXです。ショルダーが丸く、サイドウォールがコンモリとしたデザインのタイヤを選びました。
  • トレッドパターンもクラシカルで、70’sのBroncoに似合っていますね。”MICHELIN”のアウトラインホワイトレターもいい感じです。
  • 1971 Bronco用に用意したエアクリーナーボックスのリファインを行っています。まずは、古いペイントを落としにかかります。
  • 専用のクリーナーを用いて、ペイントを剥離。
  • ある程度ペイントが剥がれたら、ワイヤーブラシで磨きます。
  • シュノーケルも綺麗にペイントが剥がれました。各パーツはこの後フォードブルーへとペイントされます。
  • 古いペイントの剥離を行っていたエアクリーナーボックスですが、磨き作業の後Ford Blueへのペイントが完了しました。
  • 同様にFord Blueへとペイントしたシュノーケルを取り付け、ニューフィルターを組み込んでキャブレターと連結しました。
  • 仕上げとして、エンジン排気量を表す”302 CUBIC INCHES”のステッカーを貼り付けました。
  • 合わせて、ファンシュラウドにも”CAUTION-FAN”ステッカーを貼り付け。
  • これで、エンジンルームの作業はほぼ完了です。
  • いよいよレストア作業のゴールが近づいてきました。
  • リフトで持ち上げて、下まわりの最終チェックの開始です。
  • チェックに合わせステアリングダンパーを装着。さらに、全体的にシャーシーブラックの仕上げ塗布を行いました。
  • 艶やかな下まわりに仕上がっています。
  • レストアプロジェクトを進めていた1971 Bronco Sport、遂に完成の時を迎えました。
  • レストアプロジェクトに取り掛かってきた1971 Bronco Sportが遂に完成しました。ボディワーク、機関系、駆動系、そしてシャーシーなどなどあらゆるところにこだわって手を入れ仕上げたBroncoです。
    ボディカラーは元色のSeafoam Greenへとリペイント。リフトアップされていた車高はストックへ、リアフェンダーもアンカットスタイルへと戻しました。このBroncoは1970年8月製造の個体ですが、ラインから出荷された当時のクォリティに負けないコンディションに仕上がっていると思います。
  • フェンダーに備わるBronco Sportスクリプト、そしてボディモールディングはニューパーツを用いて仕上げました。
  • メイン&サブガソリンタンクのフィラーキャップは、ストックスタイルをボディ同色にペイント。
  • シルバーにペイントされたグリル中央には、F-O-R-Dレターが備わります。これらの仕様はSportグレードならではのモノです。
  • テールゲートに入るFORDの文字はウィンブルドンホワイトに。ここはペイント職人の手筆によって塗られています。
  • 1971 Broncoのインストルメントパネルです。オーディオレス仕様の、ストックスタイルに仕上げました。コラムA/Tです。
  • ステアリングももちろんストックスタイルです。ホーンボタンはハーフムーンスタイルを採用。細身大径のステアリングに良く似合います。
  • フロントシートです。シートの向こう側に見えるインナードアトリムはウッドグレインで飾られています。通常のドアパネルより上品な仕上がりとなっています。
  • そしてリアシートです。フロント&リアシート共にシートフォーム&シートスキンをリニューアルしています。
  • サンバイザー、ワイパーモーターカバー、ヘッドライナーもニューパーツを用いて組み上げました。
  • そして、タンのカーペットも新品へと張り替えました。インテリアはほとんどのパーツに新品を用い、新車にも負けないクリーンな仕上がりとなっています。
  • Seafoam Greenの淡いカラーリングに、Parchment基調のインテリア、そしてタンのカーペットがよく馴染んでいます。
  • Broncoはインテリアもボディカラーと同じカラーリングにペイントされています。リアクォーターパネル、ホイールウェル、テールゲートも綺麗なSeafoam Greenになっています。
  • エンジンルームです。搭載されている302cid V8エンジンは弦巻にてオーバーホールを行いました。容量をアップしたラジエターを使用し、補機類などもメンテナンス後に取り付けています。エアクリーナーボックスは磨きをかけた後にFord Blueへとペイントして取り付けました。
  • 前後サスペンションまわりです。前後アクスルハウジングなど、外せるパーツは全てBroncoのフレームから取り外してクリーニング&メンテナンスを行いました。フレームも磨きをかけた後にシャーシーブラックを塗布し、艶やかな仕上がりとなっています。下まわりの作業は手間も時間もそれなりにかかりましたが、その甲斐あって新車にも負けないパリッとしたコンディションに仕上げることができました。
  • タイヤはDefender LTXをチョイスしてニュースチールホイールに装着。ハブキャップで飾られた上品な足元になっています。美しいアンカットのボディラインにも良く似合っています。
  • 全ての時間をこのBroncoに費やして来たわけではないですが、プロジェクト開始から1年と4か月弱の時間を経てこのスタイルへと仕上がったBroncoを眺めるのは感動を覚えずにはいられません!