F-150プロジェクト、前回のブログではシリンダーヘッドからバルブを外すまでの作業をお伝えしました。そして、こちらがシリンダーヘッドから抜いたバルブです。このバルブ達は汚れをしっかりと落とした後、シリンダーヘッドとの擦り合わせを行いました。
バルブの傘の部分にコンパウンドを塗り、吸盤のついた棒を使ってシリンダーヘッドとこすり合わせることで滑らかな接触面を作り出すことができます。コンパウンドは目の粗さで2タイプを使い分け、接触面を研磨しました。
擦り合わせの終わったシリンダーヘッドとバルブです。ひたすら棒を回して擦り合わせるという地味な作業ですが、滑らかで綺麗な接触面を作り出せた時はいい気持ちですね。鈍い輝きを見せる接触面、お分かりいただけるでしょうか!?
続いてはピストンの作業へと移ります。こちらもクリーニングを行った後、今回はコンプレッションリング&オイルリングも新品へ交換しました。
新品のピストンリングを組み込んだピストンです。これで今までよりシリンダーとの密着性が良くなりますので、多少エンジンのフィーリングも変わってくれるかな? 試乗が楽しみです。
一方、シリンダーブロックも同時にピストンを戻す準備を進めています。
これらが、今回このエンジンを降ろす大きな理由になったふたつのパーツです。上がクランクオイルシール。ここからオイルが漏れている車は結構見かけますが、フォードのエンジンはこのパーツを替えるのにエンジンを下ろす必要があるため、大作業になってしまいますね。今回は勿論新品へと交換です。そして、以前もご紹介しましたが、フリーズプラグも新品に交換済みです。
クランクを載せて規定値でキャップを固定。
ピストンリングコンプレッサーを使いながら、8本のピストンを各シリンダーへと戻していきます。そしてクランクとコネクティングロッド連結。
8本のピストンが無事シリンダーへと戻りました。
引き続き1977 F-150の作業の模様をお伝えします。
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1972 Ford Baja Bronco
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1977 Ford F-150
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