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2014.02.10

本日は土曜日に引き続き、1971 Baja Bronco 通称”Arizona”のレストアプロジェクト、第2回目です。

 

140210写真(1)

引き続きレストア前のディテールをご紹介します。

 

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この個体がアリゾナの砂漠の納屋で発見され、バハ・ブロンコスペシャリストであるN氏によって納屋から引っぱりだされた当初から懸念材料としてある一つのダメージがN氏によって指摘されていました。それはハードトップ右後部のダメージです。この種のダメージはこの個体が過去にロールオーバーを経験したことを示しており、ボディへの影響が心配されていました。

 

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ハードトップ左側にもロールオーバーの痕跡を見つけることが出来ます。

 

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コアサポート端部にも歪みが確認できます。ロールオーバーがボディ全体に影響を及ぼしていることは明らかです。

 

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通常のケースではこのような個体は多額の費用が掛かるフレームオフレストアのベース車両として不適格と見なされプロジェクトからは外されることになるのですが、この個体は約450台しか製造されていないバハ・ブロンコであるという点とアリゾナの納屋で発見された”Barn Find Truck”であるというストーリー性を考慮し、N氏と話し合った結果、レストアプロジェクトの続行を決意したのでした。コストは通常の場合よりも嵩みますがそれでもこのトラックを再生させる価値は十分にあると考えたのです。

 

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コウルパネルにも腐食が見られボディワークのレストアにはそれなりの労力が必要なことは明らかでした。

 

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インテリアもそれなりに傷んでいますが、ビル・ストロップによってインストールされたミドルシートやラバーステアリングホイールが残されているなどオリジナル度はかなり高い状態でした。

 

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貴重なオリジナルのドアパネルも劣化しており、再生が厳しい状態でした。

 

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スペアタイヤキャリアのボルトなどオリジナルのボルト類はすべて再生し再利用します。ボルト1本までオリジナル品にこだわるN氏のスタイルをこの個体でも存分に貫きます。

 

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スペアタイヤキャリアに付いていたのはオリジナルのゲーツコマンドXTタイヤ。当然、レストア後もスペアタイヤキャリアへと戻されることになります。

 

引き続き、1971 Baja Bronco “Arizona”のレストアプロジェクトの様子をご紹介して参ります。

 
アーリーブロンコ専門店
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☆2月11日の展示車両☆
 
140211
 
1972 Ford Baja Bronco
1972 Ford Bronco Pick-Up
1974 Ford Bronco Sport
1976 Ford Bronco Sport
1977 Ford Bronco Sport
1977 Ford F-150
1979 Chevrolet K10
 
ぜひお越しください♬♩